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2005年12月14日 (水)

初めてEQ講座を担当

昨日、S学園大学で、初めてEQ講座を担当した。EQは「心の知能指数」と言われているもの。簡単に言うと「人間力」という能力だ。受講者は大学1年生で、約250名だった。

3/4程度の学生が、nEQアセスメントを受けていた。nとは日本のn、人間のnで、日本人向けに作られたEQテストである。nEQは4つの領域で構成されている。「自己対応能力」「他者対応能力」「社会性」「精神性」である。私はこのうち、「社会性」「精神性」の話しをした。

「社会性」とは、社会人として生きる能力、「精神性」とは、心豊かに生きる能力と言われている。もっと簡単に言うと、社会生活の中で感動する能力、自然界の中で感動する能力とも言えるだろう。これらは、自分の身の回りの小さなことでもいいから関心を寄せ、心豊かに接していくことで養われる。そうすれば、自分を内面から磨いていくことができる。

上記を学生に説明した後、「社会性」「精神性」につき、これまでの経験の中で思い出に残っていることを、書いてもらった。レポート用紙一杯に書いた学生もいれば、全く書けない学生もいた。どれだけ回りに関心も持って生きて来たかがよく分かる。この段階で、かなり差がついているようだ。4名のレポートを皆の前で発表した。恥かしそうにしていたが、でも嬉しそうだった。

中国からの留学生が1/4を占めているが、EQに関しては留学生の方が高いという印象を受けた。日本に来て勉強していること自体が、やはり大きく人間的な成長に寄与しているようだ。メールで追加の質問も受けたが、ほとんどが留学生だった。日本人の学生も、がんばってほしい。

EQは、昔の日本だったら当たり前の能力だったと思う。しかし、これからの日本、いや世界を再生していくには、このEQの観点が不可欠と思っている。私は今後、EQを生涯のテーマとして仕事をして行きたいと考えている。詳細は、追ってご報告していくこととしたい。

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