CDA落城
昨日、CDA(キャリアディベロプメントアドバイザー)2次試験の結果が届いた。やはり不合格だった。質問スキルの多用が裏目に出たようだ。やっぱりがっかりした。これではずみを付けてキャリアカウンセラーの仕事をガンガンしようと思っていたからだ。
しかし、不思議なことが一方では発生している。この試験制度を実質的に立ち上げたN社から専任キャリアカウンセラーとして1/1から正式に契約したいという申し入れを受けたのだ。経営コンサルタントとして、4月から独立支援のカウンセラーとして仕事をしていたが、この実績を認められ専任契約の締結につながった。
実務と資格とは違うという典型だ。普通は資格を取っても仕事がないという状況だが、今回は仕事はあるが資格がないという状況だ。もともとCDAの資格がなくてカウンセラーの仕事をしていたのであるから、あまり関係がないのかもしれない。でもやはり悔しい。
失敗した原因を考えた。たぶん実務の経験がかえって邪魔をしたのだと思う。実務では傾聴や反射も必要だが、抱えている問題解決の方が優先される。時間との勝負という面があるからだ。そうなると質問が増え、こちらの考えを提案し、誘導することになってしまう。経営コンサルタントは、もっとその傾向が強くなる。N社のカウンセラーから事前に、実務経験があるので注意するようにと言われていたが、血は争えないと言うことである。
今後どうするか考えた。自分を殺して再度CDA2次試験を受けるか、このまま走るかである。結論は、このまま走ろうだ。経営コンサルタントとしてまだ未熟だから落ちたのであろう。すべてが分かったうえで相手を包み込めるようになったとき、原点に戻れる気がした。船はもう出港してしまったのだ。いまさら港には戻れない。世界一周してから帰港するのみである。すごい強気の発言だが、実績がものを言っているのだから仕方がない。
名刺の空きスペースは、しばらくそのままにしておこう。でもこのブログを書いたおかげで気持ちの整理ができた。ブログ様様である。ちなみに家族にはまだ落ちたことは話していない。今後も話さずにおこう。家計にはあまり関係ないからだ。
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