「ドラッカーの分身」との出会い
昨年12/2(土)に、コンサルティングファーム主催の「メンタージャム アニバーサリー」に参加して来た。「専門家のためのドラッカー入門」をぜひ聞きたいと思ったのが、一番大きな動機だった。
講演者は、上田惇生(うえだ あつお)氏。現在、ものつくり大学の名誉教授だが、ピーター・F・ドラッカー氏の著作のほとんどを翻訳され、ドラッカー本人から「日本での分身」とまで言われた方である。
講演内容は、はっきり言って、よく分からなかった。ドラッカー氏の著作は「現代の経営」しか読んでいないため、自分の知識不足もあったと思う。しかし、それ以上に論点が移行しまくり、何を訴えたいのか、釈然としなかった。でも土台、1時間でドラッカーを語れという方が無理だったのかもしれない。一層のこと、著作ではなく、私生活の暴露話しの方が良かったのかもしれない。ほんの数日前、未亡人と会って来たばかりという話しだったので、なお、その感を強くした次第である。
しかし、パーティーに移った後、遥か上席に座っていた上田氏の所まで出掛け、名刺交換をさせて頂いた。私の出した名刺を見るなり「さいたま市にお住まいですか。」と切り出された。お伺いすると、上田氏も大宮にお住まいとのこと。この一言で、急に親近感が沸いて来た。
とても気さくで、いい方であった。偉そうな素振りは一切なく、親しげにお話し頂いたことが、今も強く印象に残っている。この辺は、やはり人徳の致すところなのであろう。やはり人は、直に接触してみないと分からないものである。今後も、勇気を持って名刺交換しなければと思った次第である。
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