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2007年1月21日 (日)

盾(シールド)

あなたにとっての「盾(シールド)」は何?と尋ねられたら、あなたはどう答えるだろうか。

今日、仲間で行ったキャリアカウンセラーの勉強会で、自分の盾についての考えを披露する場面があった。この問は簡単なようで、実は奥の深い質問であるように思う。なぜならば、自分を守る盾、逆にいうと、自分が大事にしているものが何かが見えていないと、それを守る盾もまた、見えて来ないのではないかと思うからである。

私を守ってくれていた盾は、今まで数多くあった。外敵から私を守る盾。幼い頃は親が盾であったろう。次に学校であったり、先生であったり。就職すると会社という盾が、社会的地位や経済的な生活を支えてくれた。

すべて有難い盾だ。盾がないと活きていけない。でも本当にそうなのだろうか。

私は、今まで自分で盾を作ったり、壊したりして来た。一番大きな盾を壊したのは、会社を早期退職したときだったと思う。人から見ると、鉄壁のような盾。でも私には私の生気を吸い取る「諸刃の盾」だった。

会社の盾を壊すとき、やはり怖かった。だから代わりの盾を作った。「資格」という盾だ。しかし、独立して分かったが、これも盾として不十分だった。プロの世界に、資格の有無は、あまり関係なかったのだ。ここで気が付いた。盾とは外敵から自分を守るためのものではなく、自分を活かすためのものではないかと。

一旦盾を外し、改めて装着した盾は、メッシュでできた盾だ。透過性のある盾。私を守りつつ、必要な養分を透過してくれる有難い盾。「仲間によるネットワーク」という盾だ。今までの盾のように目には見えない。形もそのときどきで変化し、メッシュの目の粗さも変化する。しかし、今、この盾が自分を活かしてくれていると、実感している。

この第3の盾、メッシュの盾が、私にとって掛け買いのないものであることに違いはない。しかし、私の心の底から、さらに第4の盾を求める声が聞こえて来ている。限りなくコアに近づいた第4の盾。

長くなってしまったので、この第4の盾については、改めて記すこととしたい。

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