お宝って何だろう。
「お宝って何だろう。」、このタイトルで今日は始まった。NHK総合の「課外授業 ようこそ先輩」である。今日は、古美術鑑定家の中島誠之介氏が先生となり、母校の東京 赤坂小学校を尋ねた。
バラエティで見る中島氏とは、また違った中島氏がそこにいた。子供達を見つめるやさしいまなざし。
「学校の中でお宝を探しておいで」の問いかけに、子供達はさまざまな品を探してきた。剥製のワシとか、額とか。そこで中島氏曰く。「モノだけでなく、それを作った人の心を尋ねることが大事」と。
翌日、子供達が、自宅から思い思いの宝を持って来た。サッカーボールあり、本あり。その中で、中島氏が涙したものがあった。1枚の写真である。小3の時に亡くなった父親と一緒に写った写真を大事に持ってきた少女。その健気な姿に、自分の姿を映し見たのだろう。中島氏は、1歳の時に両親が亡くなっていたのだ。「最高の宝だね。」とやさしく返した言葉に思わず、私も涙腺が緩んだ。
「本当の宝は、心の中に生きている。」
「思い出、心、これからも大事にしたいこと。お金ではないんだよ。」
子供達は、今日、新たなお宝を手にしたのかもしれない。
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