第4の盾
第1の盾、それは、「会社」という強大な盾。堅牢な石でできている。居心地のいい生活。しかし、外の世界は全く他人の世界。まさに井の中の蛙状態。生気を吸う諸刃の盾。
第2の盾、それは、「資格」という威厳の盾。輝く金属でできている。持っていれば尊敬される。しかし、それはその資格を目指している人から見たときの話し。上には上がいる。自己満足の状態。過信の盾。
これらの盾は、「跳ね返す」ための盾。
第3の盾、それは、「ネットワーク」という共有の盾。メッシュでできている。外敵を防ぎ、なおかつ外から養分を吸収してくれる。仲間とともに守りあい、相互研鑽して成長することができる。シナジーの盾。
この盾は、「選択的透過性」を有する有難い盾。
第4の盾、それは、「自己認知」という受容の盾。ゼリーでできている。すべてを柔らかく受け止め、自分と同化させていく。あくまでも自然体。変幻自在の盾。
この盾は、「自ら成長する」究極の盾。
第4の盾は、コアに密着し、やがて一体となる。「守る」のではなく「共にある」。
盾を自分に取り込んだとき、初めて見えなかった自分が見えて来る。
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