光の花
昨日2/6(火)、自由が丘に仕事で行った帰りに、一誠堂美術館へ寄って来た。この美術館は、一誠堂という宝飾店が開いている民間の美術館だ。
入って、驚いた。不思議な光の世界に紛れ込んだような錯覚を受けた。ここは、ランプを中心に、アール・ヌーヴォーのガラス工芸品を展示している小さな宝箱のような美術館だ。
「アール・ヌーヴォーのガラスは、光と色彩が織りなす夢幻の小宇宙を創りあげ、今もなお私達を魅了してやみません。」
パンフレットに書いてあった説明文だが、まさにこのとおりだった。
作品ひとつひとつを丁寧に見て回ったが、どれも作りが細かく繊細だった。落着いた色調の中にも鮮やかさがあり、描かれた中に引き込まれそうな感覚を持った。日本画の持つわびさびに似た感覚も感じた。それもそのはず、ジャポニズムという日本的な表現を取り入れているとのことであった。
帰りに気に入った作品の絵葉書を求めようとしたが、あいにく用意されていなかった。仕方がないので、パンフレットに載っていた写真切り抜き、絵葉書替わりにすることにした。
その作品とは、ドーム・ナンシーの「蝸牛装飾葡萄文ランプ」である。今日は、不思議な光の花たちを思い浮かべながら、眠りにつくとしよう。
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