雨竜の歌を作ろう。
今日の「課外授業~ようこそ先輩~」は、フォークシンガーの高石ともや氏であった。北海道雨竜町の雨竜小学校へ帰っての授業だった。
私もフォーク世代だったので、高石氏はよく知っている。久しぶりに拝見した。ずいぶんお歳を召したものだ。65歳ということだった。
しかし、歌を愛し、歌を通して会話をするそのスタイルは、全く変わっていなかった。
最初、声の出なかった子供達、思いを伝えることを拒んだ女の子、その子たちが、高石氏の奏でるフォークギターのメロディに乗って、やがて心を開き始める。
最後、雪の積もった校庭で、雨竜への思いを綴った詩を、子供達が大きな声で、朗読する。高石氏が、声を掛け、励ましながらメロディを即興でつけて行く。朗読し終わった後の子供達の活き活きした顔が、とても印象的であった。
「自分の心を綴った詩そのものが歌なんだ。それでいいんだ。」と、子供達に語った高石氏の言葉が、胸に染み入った。
「イヤー、子供達の詩で、改めて雨竜の美しさを再認識したよ。何にもないところで、子供の頃は、出たい出たいとしか思わなかったところなのに。」
高石氏は、子供達から「ふるさとの心の詩」をプレゼントしてもらったようだ。
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