プレゼンテーションの深さ
仕事柄、講師として受講者の前に立つことが多い。在職中も人前で話す機会は多かったため、独立後も、それまでの勢いで話して来た。しかし、最近になって、その難しさが身にしみて来た。
原因は、3つあると思う。
① 話しかける相手が、学生から社長まで多岐に渡っている。
② 話す内容を、分かり易く解説する事例が足りない。
③ パーフォーマンスを演じ切れていない。
①は、受講者の立場になって共に考えるスタンスが必要だ。「話す」前に「聴く」ことが重要。事前に、受講者のことをよく調べておく必要がある。でも、公開コースの場合等は、難しい部分がある。その場合は、話しながら感知する必要がある。
②は、経験がものを言う世界だ。借りてきた話しは、迫力が出ない。単なる情報伝達では、感動を呼ぶことは難しい。よって、自ら体を動かし、いろいろな所で感じて来ることが大事だ。
③は、「話す」だけでは、足りないということだ。メーラビアンによると、人が相手を理解する場合の注目度は、言葉:声:表情の割合が、7:38:55ということだ。「声の強弱をつける」「手振り身振りをつける」ことにより、アッピールすることが必要だ。
今さらながら、プレゼンテーションの難しさを痛感している。日頃から、「頭」だけでなく、「体」と「心」への適度な刺激が必要ということか。
やはり、奥が深いものがある。
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