バベル
5/1(火)に「バベル」をレイトショーで見て来た。この日は「スパイダーマン3」の上映開始日でもあったのだが、群がる人々を尻目に話題作を鑑賞して来た。
正直な話し、この作品が何を言わんとしているのか、見ている間中分からなかった。
不謹慎ではあるが、ちえこという役を演じた菊地凛子のヘアヌードだけが鮮烈に目に焼きついた。
牛のように後で反芻し、以下のように解釈した。
モロッコ、メキシコ、日本、米国と違う土地で引き起される出来事が、次第にひとつの糸で結ばれていく。それぞれの国で発生している日常生活上の問題、それがお互いに関連し合いながら話しが展開していく。
言葉が通じない、心が通じないもどかしくなる日常の日々。少しの食い違いが大きな亀裂につながっていく。そして、自分の行為が、どこかで誰かに影響を及ぼしていく。ある面シリアスだが、でもそれが現実だと。
見終わって、何か切なさを感じた。
「夢追い人間」の私にとっては、余りにも現実的な現実を見せられたからかもしれない。
地に足を着けるというのは、何ともしんどいことである。
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