製本の勧め
昨日6/9(土)、プラザウエストと呼ばれている区役所のワークスペースに行って来た。プラザウエストとは、さいたま市桜区役所の愛称だが、図書館、体育館、トレーニングジム、プール、レストラン等が併設され、1日居ても飽きないすばらしい施設である。
以前、図書館に来た際、本をコピーしたいと思って建物内を探した時、見つけたのである。ワークスペースなる空間を。そこに、コピー機以外に印刷機、折り機、大型シュレッダー、大型カッター等と並んで、製本機があった。
在職中から、一連の資料が溜まるたびに自分で製本していた。それがクライアントへの提案書であることもあれば、自分自身の資料であることも多かった。独立してからも製本したい資料が山ほどあったが、高額なのと場所を取ることで断念していた。
だから宝を見つけたような気分だった。使用料も無料である。聞いたら誰も使っていないということだったので、もう専用機同然である。やはりあるんだ、探せば宝の山が。
製本は、書類整理術の極意である。製本すると加除訂正ができないという人がいるが、そこを逆転の発想で考える。製本するとなると、自然と製本しようとする資料の必要性を吟味するようになる。再度資料を整えながらエッセンスを復習することになる。これは大きい。また必要なページは再度コピーすればいいし、挿入したくなったら前後のページに糊で貼ってしまえばいい。でも今まで数百冊作成したが、そんな風にしたことは一度もない。
本棚に、きっちり無駄なく収まるのが気持ちいい。ファイルやファスナーだとかさばってしまうのだ。
しかし、悩みもある。そうして製本して整理しても、その後見直す機会が本当に少ないということだ。でもまあ、保険みたいなものだから、それでいいのかもしれない。
ちなみに、在職中、総務部印刷センターから「製本免許皆伝」の称号をもらっていた。おだてられて自分の分の製本をさせられていたのかもしれないが、美しく仕上がれば、それはそれでうれしいものだった。
これからも趣味と実益を兼ね、ワークスペースへ通うこととしたい。
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コメント
井上先生、ブログ拝見させていただきました。始めてから1年近くなるのですね。まだ全部読んでませんが、幅広いジャンルで井上先生の趣味等プリベートな一面も垣間見ることができました。私もブログをはじめたばかりですが、お時間がありましたら、覗いてみてください。では、宜しくお願いいたします。
AGの奧田
投稿: 奧田美都子 | 2007年6月21日 (木) 18時24分