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2007年7月10日 (火)

三葉虫の輝き

今日仕事が終わった後、国立科学博物館へ足を延ばした。今年に入ってから広く教養を身につけようと思い美術館、博物館へ足を運ぶ計画を立てたが、今回でまだ3箇所目だ。でも、ひとつひとつが思い出に残っている。

今回の国立科学博物館もすばらしかった。

まず、洗練された博物館に生まれ変わっていたことに驚いた。前回訪問したのが43年前の小学校3年生の時だから当然と言えばそれまでだが。当時は所狭しと展示物がひしめき合っていてその量に圧倒された。しかし今日の博物館はそれらがきちんと整理され、映像と音で5感に迫る内容となっていた。

添付した三葉虫をご覧頂きたい。すばらしいではないか。実際には海底に生息していたのでこんなに光り輝いていたとは思えないが、目を引くには抜群の効果である。我々のはるか遠いご先祖様の御姿だと思えば、思わず手を合わせたくなる。

もちろん恐竜にも会って来た。ティラノザイルスやトリケラトプスの常連に加え、フタバクビナガリュウも元気にしていた。(ん、何かおかしい?)

日本に落ちてきた本物の隕石も見て来た。スーパーマンがクリプトン星から乗って来たかけらかもしれない。
アンモナイトの化石、くじら、マンモスの骨格展示、ビッグバンの映像説明も迫力満点だった。

しかし、その中でも特にすごかったのが「シアター360」だ。
その名のとおり360度、上も下も横も全部が映像なのだ。球体の中に入って周りを見るのだが、まるで目に見えない乗り物に乗っている感じだった。

それはあたかも、空はラピュタ、海底はノーチラス号、宇宙はエンタープライズ号で旅しているようだった。地球の内部に潜ったときは、バージル号でもここまで行くかという深さまで潜った。

すっかり童心に戻ってしまった。時には、このような興奮もいいものだ。

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