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2008年3月31日 (月)

ホッピービバレッジの美奈副社長

昨日のNHK経済羅針盤に、ポッピービバレッジの石渡美奈副社長が出演した。

ホッピーとは、麦芽とホップを原料としたビール風味の飲料でアルコール度数
が、わずか0.8%の飲み物だ。

低迷を続けていたが、美奈氏が副社長になってから5年で売上高が3倍に
なったというから驚きだ。
90年も社歴のある古い会社だが、まさに中興の祖と言っていいと思う。

その美奈氏が言っていた。
「まず社内を変える。皆で元気になることが大事。」
「会社の元気の源は、社長の笑顔。」
「その社長の笑顔は、実は社員の笑顔やお客様の激励に支えられている。」

「コミュニケーションは多ければ多いほどいい。」
「その対話は→ ←(向き合う)でなく、↑↑(一緒に向かう)の形がいい。」
「顔の見えるポッピー社でありたい。」

美奈氏はまだ40歳。若さと行動力にあふれる経営者だ。
話しぶりからもエネルギーが伝わって来る勢いだった。

やはり、これからは「行動力」がものをいう時代だ。
変化に対応するのには、やはりこれしかない。
覚悟を決めて向かうしかない。
それも皆で力を合わせて。

元気をもらった30分だった。

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2008年3月30日 (日)

田辺農園のエクアドル産バナナ

最近、バナナが昼食の定番になって来た。

朝は、人参リンゴ野菜ジュースに食パン一切れ
あと、総合ビタミンサプリメント

夕食は、日本食でバランスを取っている。

昼は今まで、気晴らしも兼ねて外へ出て、丸亀屋の讃岐うどんか
すしおんどの回転すしを5皿~7皿食べるのを基本としていた。

しかし、今、時間がないことと、食べるとやたら眠たくなるので
別の方法を考える必要に迫られた。

そこで、候補に挙げたのがバナナ。

消化がよく糖分も取れ、頭にやさしい。
エネルギーの補填に格好だ。
それでもお腹が空くときは、やきいもを食べることにしている。
どれも健康食品で悔いはない。

そのバナナで、生産者顔写真入りのものを見つけた。
それが『田辺農園のエクアドル産バナナ』だ。

いまさら珍しくもないが、これからしばらく毎日食べるとなると
やはり変なものは口に入れたくない。

「日本人が化学肥料、除草剤、殺虫剤を使わずに、土壌の
特性を活かして作りました。」とある。

たかがバナナ、されどバナナ。

しばらくお世話になります。

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2008年3月29日 (土)

シルヴィ・バルタンよ永遠なれ

今日、シルヴィ・バルタンに会って来た。

渋谷ブンカムラ オーチャードホールで開催されたコンサートでだ。

実は、中学生時代からのファンだったが、これまでお目にかかったことはなかった。
今日は、満を持して行って来た。

そこには、確かにその人がいた。
「アイドルを探せ」や「ロコモーション」等定番の曲が次々に披露された。
みんな、CDで聴きなれた曲ばかりだった。

かの有名なCMソングの「レナウン娘」を、おちゃらけで歌う場面もあった。

すでに63歳のご高齢。
しかし、歌声は全く衰えを見せていなかったのには驚いた。
目を閉じて聴いていると、昔、部屋に飾ってあった若かりし頃の
ポスターが目に浮かんで来た。

実は数日前から、1日20時間体制で仕事をしている。
まさにサラマンダー(火食いトカゲ)が、火に包まれている。

しかし、今日は例外だ。

シルヴィ・バルタンに会えるチャンスが、次回いつ来るかは分からない。
今日は、全てを投げ打ってコンサートへ行って来た。

コンサート終了間際になると、多くの方々がステージ前に集まり
握手を求めたり、花束を渡したりしていた。

そこまでは出来なかった。
でも、しっかりとその姿と歌声は、心に刻むことが出来た。

シルヴィ・バルタンよ永遠なれ

また、いつかお目にかかれる時を楽しみにしています。

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2008年3月26日 (水)

ホンダDN-01

遂に届いた「ホンダDN-01」のカタログが。

ホンダDN-01とは、ホンダがこの3月2日(日)に発売した
スポーツクルーザータイプの大型二輪車だ。
排気量は650ccとなっている。

新聞広告で見るなりその姿に感動し、実は先日、ホンダドリーム大宮店に
視察に行ったほどだ。
しかし、あまりの評判にカタログが在庫を尽き、
ネットで注文していたところだったのだ。

精悍なマスク。
しかも、乗り手にやさしいオートマチック。

本来はマニュアル好みで、車も乗り継いだ9台がマニュアル車だった。
しかし時代には逆らえず10台目でオートマチックにした。
やはり楽で、もうマニュアルには戻れない。

バイクも同じ。
余計な操作をせず、純粋にツーリングを楽しみたい。

しかし、購入するには壁が3つある。
① 中型免許しか持っていない。
② 値段が1,239,000円もする。
③ マンションの二輪置場に空きがない。

考えた対策は、以下のとおり。
① 大型オートマチック免許を取得する。
② 昨年比150万円の増益を達成する。
③ 希望を出して空きを待つ。

1年経つ内に、もっと価格性能比のいいバイクが出てくるかもしれない。
ハーレー当たりで出してくれれば言う事ないのだが。

まずはツーリングに耐えられるよう、体を鍛えておこう。

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「サクラガサイタ」

「サクラガサイタ」

合格電報ではなく、私のマンション横を流れる川沿いの桜が
3分咲きとなったのだ。
多分、週末には満開になるだろう。

この川、我々が移り住んで来るまでは、台風の時期によく氾濫
していたという困った川だった。

しかし、そのために土地が肥えているらしく、この時期には
見事な桜並木となる。

5階の自宅の西側の窓から見下ろすと、ちょうど斜め下が川に
なっており、まさに桜のじゅうたんのようになる。

ドラエもんがいたら、道具を出してもらって寝転びたい
くらいだ。

桜は、本当に好きだ。
この花を見るたびに、日本人に生まれてよかったと
つくづく感じる。

短い間だが、思いっ切り日本人であることを堪能したい。

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2008年3月24日 (月)

元祖名物10円まんじゅう

先日、電車を普通から快速に乗り間違えてしまった。

私の降りる駅の1つ手前が快速停車駅なので、通常ならば
そこで乗り換えるのだが、その日は、その快速停車駅で
降りてしまった。

自宅から自転車でよく行く図書館が近くにあったはずなので
この際だから徒歩で行ってみようと急遽思い立ったからである。

しかし、どういう訳かこの日に限って、まったく方向感覚が
狂ってしまい、気がついたら反対方向へ歩いていた。

単に戻るのもおもしろくないので、別の道を通って
まずは駅まで辿り着くことにした。

そこで、出会ったのである。

「元祖名物10円まんじゅう」と。

最初は「10円じゃ」と思いつつ行き過ぎたのだが、
ちょうどお腹も減っていたので、まあ試しにと
思い8個入りを買ってみた。

おいしかった!

田舎風の茶色いまんじゅうで、一口サイズの
小さめが食べ易い。

後で知ったのだが、「さくら小福」という宇都宮に
本店のあるお店だった。
ワールドビジネスサテライトから取材を受けたことも
あるそうだ。

まさに怪我の功名。

意外な出会いに、少し幸せな気分になった1日であった。

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2008年3月23日 (日)

いのちのいろえんぴつ

「ここには12色のいろがある
目立たない色もあるけれど
みんな
がんばっている
ひとつ ひとつ」

昨日、テレビ朝日で放映された「いのちのいろえんぴつ」で
紹介された詩だ。

書いたのは、脳腫瘍のため、わずか11歳でこの世を去った
豊島加純(とよしま かすみ)さん。

ドラマは実話を基にした内容ではあったが、その「いのち」に
対する深い想いは、ひしひしと伝わって来た。

北海道厚岸町の大自然を背景に、そこで展開される生命の営み

加純さんの健気な姿だけでなく、牧場での出来事、クラスメイトの
心の動き、それらすべてが、生きていることへの証のように思えた。

幸か不幸か、私にはまだ、無念な死に対する経験がない。
その現実にさらされたとき、どのように行動できるが全く分からない
というのが正直なところだ。

その出来事が自分に起こっても、身近に起こってもだ。
しかし、これは言える。

だから「今の一瞬を懸命に生きる」

いのちの時間を感じた1時間11分だった。

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2008年3月22日 (土)

ホームレス中学生

昨日、キンスマで放映された麒麟の田村裕さんの「ホームレス中学生」時代。

感じるところがあったため、今日開店と共に本屋へ飛び込み、
さっそく購入し一気に読んだ。

しかし、このように運命を正面から受け止め、純粋な心で生きている若者が
いたとは、正直驚いた。

前から田村さんの話しは聞いていたが、ここまで相手を思う心を失わずに
つらい日々を生き抜いて来たのは、奇跡に近い。

これは、本人の素直な心もさることながら、短かったけれどお母さんの限りなく
深い愛情が体の隅々にまで行き渡っていたからだろうか。

久々にいい話しを伺った気がした。

麒麟というと私が元勤めていたビール会社と同じ名前だ。

芸人としては、藤崎マーケットのファンだが、こうなると麒麟も
応援せざるを得ない。

これからは、田村さんと川島さんのコンビにも注目して行きたい。

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2008年3月21日 (金)

吉野家「24時間」牛丼復活

昨日から、吉野家に牛丼が復活した。

新聞広告で見て、さっそく近所の吉野家に徒歩で偵察に行って来た。

ちょうど昼どきだったので、かなり店内は混み合っていた。

私はオーソドックスに牛丼並を注文した。
しかし、牛丼を注文する人は以外と少なく、すきやき定食や焼肉定食など、
定食を注文している人がほとんどだった。

牛肉をたくさん食べたいということだったのだろうか。
そのへんは、よく分からない。

しかし、久しぶりに食べた牛丼は、懐かしくおいしかった。

昔、単身赴任しているとき、朝は牛丼、夜は牛鮭定食と、
大いにお世話になっていたのだ。

帰りに380円→240円の割引券と「感謝状」をもらった。

「あなた様は牛丼への惜しみない愛情を通じて
吉野屋二十四時間牛丼復活に大きく貢献されました。
よってここに 記念特別割引券を贈り
感謝の意を表します。」

まあ、食べ飽きた感もあるのだが、「感謝状」の気持ちに
応え、またお邪魔することにしよう。

復活、おめでとう!

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2008年3月20日 (木)

冷静に心を燃やす

こういう人物が日本にいたのか。頼もしい限りだ。

その名は、寺門嘉之。36歳
海上保安庁特殊救難隊第6隊隊長だ。

特殊救難隊は通称「特救(とっきゅう)」と呼ばれ、海上保安官のトップに位置する。
その隊長だから、まさに筋金入りだ。

活躍する姿を、NHK総合の「プロフェッショナル」が伝えていた。

海難現場は、予想もしない事態が突発的に起こるという。
そのため、それらに瞬時に対応できる心身の能力が求められる。

「気持ちだけでは救えない」

過酷な状況を乗り越えるための体が必要となる。
朝、自宅から5km走って通勤と報じていたが、帰りも走っているはずだ。
コンテナを利用した筋力トレーニングは、まさに実戦さながらだった。

「限界を体に刻み込む」

自分の限界を知っておくことが、判断する際に役立つという。
ことばでいうと簡単だが、限界を知るということは、そこまで
追い込むことが必要なはず。これは苦しい。

そして「冷静に心を燃やす」

現場は何が起こるか分からない。
その中で、隊員5名を指揮する必要がある。
「救いたい」という思いを一心に抱きながら、あくまでも冷静に指揮する。

すごいストレスがかかるはずだ。

それに対し、彼はこう言った。

「それが、おもしろい。」

ギリギリの限界点での活動。
それは、彼自身の彼自身に対する挑戦でもあるのだろう。
プロとは、すごい存在だ。

そう思った。

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2008年3月18日 (火)

育てたように子は育つ

今日、仕事の合間を縫って東京国際フォーラムB1Fの「相田みつを美術館」へ行って来た。

前から一度行きたいと思っていた美術館だったが、やっと今日、その思いが果せた。

美術館へ入るなり、いきなりショップへ直行した。
相田氏著作の図書が充実していると、ネットを通じて知っていたからだ。

かなりの種類の本がおいてあった。
50種類は下らなかっただろう。

全部見た。
本だけでなく、額からタオルから文字の書いてあるものは全て見た。

そして、今の自分に合った1冊を買った。
それが「育てたように子は育つ」である。

珠玉の言葉が並んでいる。
平易な言葉の中に、真実が伝わって来る数々のメッセージ。

「欠点まるがかえで信ずる」
「しあわせは いつも自分のこころがきめる」
「遠くからみている」
「そのままでいいがな」
「つまづいたっていいじゃないか 人間だもの」

なんと愛情に満ちた深い言葉だろう。
心が満たされる思いがする。

その味わい深い書体とともに、しばらく余韻に浸っていたい。
そして心の糧とし、明日へつないで行きたい。

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2008年3月17日 (月)

古木の味わい

古木とは不思議な存在だ。

それがあるだけで、安らぎを感じることが出来る。
やはり、そこに木霊が宿っているからなのだろうか。

昨日、NHK総合の「経済羅針盤」を見ながら、そう思った。

今回は、ヴィンテージアイモクの井上社長が、古木の魅力について語ってくれた。

木は切った後、100年後が一番強くなるそうだ。
乾燥して強度が増すのだという。

しかし、井上社長は、古木にはそれ以上の味わいがあると言う。

確かに、長い年月、民家の生活を支えて来た柱や梁には、そこで暮らした
方々の特別の思いが染み込んでいるのだろう。

それだけでなく、その柱や梁をちょうな一丁で削り出した大工の棟梁の
愛情も染み込んでいるに違いない。

古木は、いろいろな思いを吸い込み、それらをより浄化して
ゆっくり吐き出しているのかもしれない。

井上社長は、「木は"モノ"でなく"コト"です。」と仰っていた。

なるほどね。

我々よりも遥かに長い年月を生き、切られた後もある意味成長し続けて
いる古木という存在。

改めて、木の魅力に感じ入った一時であった。

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2008年3月16日 (日)

計画された偶然

昨日、日本キャリア開発協会主催のキャリアカウンセリング・シンポジウムに行って来た。

そこで、米スタンフォード大学教授で心理学者のジョン・クルンボルツ博士の
講演を聴いて来た。

ビデオ講演ではあったものの、CDA(キャリア・デベロプメント・アドバイザー)向けに
特別に製作されたものだったので、たいへん興味深く聴くことができた。

博士は、プランド・ハプンスタンス・セオリー(計画された偶然理論)で有名な方だが、
その考えの根幹を、博士自らの言葉で聴くことができたのは、ラッキーだった。

従来、博士はその理論の中で、「偶然の出来事」を「計画された偶然」に変える
には、5つのスキルが必要とおっしゃっていた。

① 好奇心、② 持続性、③ 柔軟性、④ 楽観性、⑤ 冒険心

この5つのスキルを使って、「計画された偶然」を作り出すことが、結果的に
人生の質を深めるものだと。

今日は、クライエントがそのスキルを発揮するために、CDAがどのように
対応すればいいかが、まず伝えられた。

● 既にある特性に基いて意思決定するのではなく、自分の能力・興味を
    広げていけるように支援する。
● 選択した職業が安定したものと思い込むのではなく、変化し続けるものだと
    認識する。
● クライエントに対して診断を下すのではなく、行動を起こせるように勇気付ける。
● 職業選択のみでなく、キャリアに関する全般的テーマを支援する。

物事は何でもやってみなければ本当のことは分からない。
計画を立てることは大事だが、状況は変化していく。
だから、まず「行動」することが必要であり、そのために今に「集中」する
ことが求められる。
計画を変更することはOKである。
キャリアカウンセリングのゴールは、クライエントが「満足できる人生」を送ることである。
計画どおり実行することではない。
CDAには、職業を選ぶのではなく「生きがいのある人生」を探す手伝いをすることが
求められている。
(後のセッションで登場された園田先生の言葉でいくと、「クライエントの自己肯定感
=生きる力」を呼び起こすことが必要ということになる。)

深い内容ではないか。
職業生活というスパンではなく、人生というスパンでキャリアを捉えている。
そういう意味でいけば、CDAは、まさに「全人格」をかけてクライエントと向き合う
ことが必要ということになって来る。

CDAにも、確固たる自覚に基く覚悟が必要ということだ。

改めて気を引き締めたいと思う。

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2008年3月15日 (土)

歩を「と金」に変える人材活用術

先日、本屋で人事関係の売り場を散策しているときに、「おやっ」というタイトルを見つけた。

それが、「歩を「と金」に変える人材活用術」だ。

棋士の羽生善治氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の対談を本にしたものだった。

お二人とも、素晴らしい視点をお持ちの方々と前から評価していた。
「これはおもしろそうだ」と思い、目を通したところ、期待どおりだった。

さっそく購入し、一気に読んだ。

いやー、おもしろかった。
副題が「盤上の組織論」となっているように、将棋の歩を人になぞらえ、いろいろな角度から考察を加えている。

羽生氏「表と裏のギャップが大きいだけに、駒の価値としては金の3倍ぐらいある感じがします。そういう意味で「と金」は最強の駒なんです。」
なるほど、部下を成長させることは、「と金」にするということか。

羽生氏「彼ら(歩のこと)が力を発揮できる環境を用意することが、強い組織になれるかどうかの分かれ目になる。「3年待つ」じゃないけど、先をにらんだ戦略的思考が求められる。」
これって、ヒューマンリソースマネジメント(人的資源管理)とまさに同じ考えだ。

二宮氏「駒を「格」で見るのではなく、効率として評価する。デッドストック状態の大駒=重役は組織にとって無駄以外の何物でもない。」
まさに、そのとおり!

羽生氏「技術的なアドバイスも重要だけど、大きいのは精神的なサポートのほうだという気がします。」
やはり、メンターの存在が大事ということか。

羽生氏「型がない人間より、型がある人間のほうが絶対に強い。ところが、本当に強い人間には型がないんですよ。厳密にいうと、どんな型でもできるから、型がないように見えるんですが。」
変幻自在、柳に風の強さか。

これ以外にも、なるほどとうならされる内容が山ほどあった。

最後に決めのせりふを書いておく。

羽生氏「私はよく色紙に「一歩千金」と書くんですよ。本当にギリギリの勝負というのは一歩を争います。端歩の位置が勝負を決めることもよくある。」

歩を大事にする心。
忘れずにいたい言葉である。

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2008年3月14日 (金)

定時制高校の実態

今日、NHK総合の「にっぽんの現場」で、定時制高校の実態が映し出された。

舞台は、神奈川県立横浜翠嵐(すいらん)高校だ。

定員35名×2クラス=70名のところ、倍の140名が在籍しているとのこと。

理由が、まさに現在を象徴している。
・親の収入が歩合制で不安定。公立に落ちたが私学に行く余裕がない。
・父親が仕事をリストラされ学費が出ない。バイト代から2万円ずつ家に入れている。

何とも、けな気ではないか。
しかし、皆明るい。

昔は、勤労青年が学歴欲しさに苦学しながら通う暗いイメージがあったが、
少し違っていた。

後ろめたさがない。
テレビに向かって、堂々と自分のことを話している。

これはいいことだ。
自分の行っていることに自分なりに価値を見出し、前向きに生きようとしている。
定時制を選択肢のひとつと捉え、道を拓く糧としている。

このような学生の中から、本当のリーダーが育って来るのかもしれない。
よほど活きた勉強をしている。

その苦労は、必ず報われる。
がんばれ、皆!

そう、心の中で叫ばずにはおれなかった。

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2008年3月12日 (水)

ミクロの世界へ大冒険

今日からNHK教育「地球ドラマチック」で『ミクロの世界へ大冒険』が始まった。

いやーおもしろい。

もともとSFと自然が好きなだけに、この2つがドッキングしたこのような番組
からは目が離せない。

主人公は、恐竜冒険物語「プレヒストリック パーク」で主人公だった
ナイジェル・マーヴェン

今回の舞台は、自宅の裏庭。
ナイジェルと2人の仲間が身長1.3cmの大きさになり、裏庭を探検するという筋書きだ。

今日は、いろいろ昆虫が出て来た。
・おしりから甘露を出すアリマキ
・アリマキと共生するアリたち
・そのアリマキを食べるナナホシテントウ

かたや車から降りたマーヴェンを襲う
・トガリネズミ
・トガリネズミを一撃で襲うシマフクロウ

ヒキガエルの命が40年以上もあるとは知らなかった。

食うか食われるかの小動物の世界。
ちょっと怖いけど、これが自然界の実態だ。

我々人間は恵まれ過ぎて、大事なものを忘れかけている。
生と死の間で、何を行わなければならないか。

そんなことが脳裏をかすめた。

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2008年3月11日 (火)

CAFE BEENS

最近よく「CAFE BEENS(カフェ ビーンズ)」に立ち寄ることが多い。

この店、北与野駅前の書楽という大型書店の1階にある
こじんまりとした喫茶店だ。

帰宅途中に書楽で買った本のさわりを読むパターンや
帰宅前にパソコンで一仕事するパターン等、さまざまである。

ちょっとした隙間時間を使って、仕事の頭出しや括りをするには
持って来いの場所である。

注文するのは、いつもアイスミルク。

飲むのが目的ではないから、モノには拘らない。
でも健康を考えて一応ミルクにしている。

しばらく居ると、いろいろな人がやってくる。

学生、主婦、老人夫婦、大学教授。
ビジネスマンは余り見ない。

大抵の方は、本を読んだり参考書を開いたりして
静かに自分の時間を過ごしている。

不思議と妙に落ち着く場所なのだ。

このような場所が近所に何箇所が欲しいと思って
いつも探している。

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2008年3月 9日 (日)

メロンちゃん

「メロンちゃん」というパン屋がある。

ワゴン車で移動販売しているメロンパンのお店である。

桜区の図書館へいく途中にダイクマがあるのだが、その店頭に
土日だけやって来て販売している。

販売しているのは、中年の夫婦。
奥様の声掛けで、旦那がタイミングよく焼く。

ワゴン車の中にパン焼き機を置き、焼きたてを提供してくれるのだ。
車の前にテントを広げ、その中には、いつも香ばしい香りが漂っている。

こういうのを見ると、昔からすぐ欲しくなる性分で、
昨日の土曜日も、1個買ってしまった。

「ここは土日だけですか。」
「いろんな所へ行っているからね。」

「一番のお勧めは何ですか。」
「自分はシンプルなのが好きだよ。」

「いつも夫婦で、絶妙のコンビですね。」
「えへへ。」(笑)

メロンパンの甘さは、砂糖だけではなさそうだ。
ご夫婦で作るメロンパンには、格別の味がする。

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2008年3月 8日 (土)

ベルリン・フィルと子どもたち

今日、桜区の図書館へ行ったときに、「ベルリン・フィルと子どもたち」に出会った。

それは、2003年1月にベルリン・アリーナで実演されたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏と250人の子供達によるダンスの共演に至るまでのドキュメンタリー映画である。

この共演は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者兼芸術監督に就任したサー・サイモン・ラトル氏の発案により実施された。

“子供たちに、もっとクラシックの楽しさを感じてもらいたい”
それが、ラトル氏の思いだった。

出身国や文化の異なる250名の子供たちが6週間に及ぶ猛練習を経て、ベルリン・アリーナの大舞台に挑むまでのドキュメントだ。

それまでクラシックに全く縁がなく練習にも身が入らなかった子供たちが、振付師ロイストン・マルドゥーム氏の熱い指導のもと、20世紀を代表するバレエ音楽であるストラヴィンスキーの《春の祭典》の強烈なリズムと一体になり、舞台の上で今まで探せなかった「自分」を見つけて行く。

なかなか見応えがあった。

自己表現をダンスを通して行う。

これに慣れない子供たちは最初、とまどい、ためらい、おしゃべりでごまかす。

曲と合わせる頃から、様子が変わって来た。

「何かを体全体で表現する。」
この意味が、分かって来たのだろう。

ラトル氏いわく。

「何かをできなくてもいい。まず心をオープンにすれば。」
なるほど、まずこだわりを捨てることが先決か。

「人生とは、何かに挑戦することだ。」
前向きになれということね。

「芸術はぜいたく品ではない。必需品だ。」
心豊かな人生をおくるために、芸術は不可欠ということか。

見終わって再度、芸術の持つ意味を感じさせられた。

それは、『自己発見の旅』なのかもしれない。

最後に語ったアルジェリアから来た難民青年の言葉が印象的だった。

「ダンスで、孤独だった僕に多くの知り合いができた。」
「これからは、ひとりじゃない。」

この出会いが、彼の再出発の門出になれば幸いである。

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2008年3月 7日 (金)

大好き!明治ミルクチョコレート

我マンションの隣に、24時間スーパーのマルエツがある。

気分転換も兼ねてよく行くのだが、必ず立ち寄る売り場がある。

そう、チョコレート売り場だ。

頭への糖分補給と言えば聞こえはいいが、実は以前から
チョコレートには目がない。

いろいろ新製品が出ているが、チョコレートには長ロングセラー商品
が多いように思う。

不二家Lookチョコレートや、ロッテガーナチョコレートは、私が子供
の頃から定番商品として必ず商品棚にあった。
そして、今もあり続けている。

その中で、ひときわレトロなのが、「明治ミルクチョコレート」である。

大正時代から販売され続けているというから、驚きの一品である。

味もさることながら、そのシンプルな外装が気に入っている。
茶と金の配色のみ。
実に、チョコレートそのものだ。

いつも、1枚買っては、幸せな気分に浸っている。

虫歯に注意しながら、これからも食べ続けたいと思う。

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2008年3月 6日 (木)

みどりの窓口が消えた

最寄り駅のJR改札から、みどりの窓口が姿を消した。

JR東日本の人件費削減策の影響が、我が身にも及んで来たということか。

出張が多いので、大いに活用していたのだが、不便になった。

他のほとんどのものはネットで購入している。
しかし、JRの切符だけは、いろいろ調べた結果、窓口活用が最も便利との
結論に至ったため、アナログで対応している。

仕方がないので、もう一箇所歩いて行ける駅へ行ってみた。

ここも窓口がひとつに減っていたため、混雑していた。
仕方がないので、初めて指定席券売機を使って新幹線の予約をしてみた。

出て来た切符を見て、後悔した。
やっぱり、窓口で買わないとと。

その切符の座席番号が、1-Eとなっていたのである。
出入口横の座席。最悪!

指定席券売機では座席番号まで指定できなかったため、不安を抱きながら
購入したのだが、その不安が的中した。
若い番号から自動採番するシステムになっていたのだ。

私でも困る訳だから、お年寄りは、さらに困るだろう。
便利という不便さを改めて知った。

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2008年3月 4日 (火)

地頭力を鍛える

皆さんは、「日本全国に電柱は何本あるか」と聞かれたら、答えられるだろうか。

条件は以下の3つ
①制限時間3分、②電卓・PCの使用は不可、③一切の情報の参照不可

この問に答えていく力が、地頭力(じあたまりょく)だ。

実はこの問、細谷功氏の著作である「地頭力を鍛える」に出て来る。
私もつい先程、読み終えたばかりだ。

しかし、なるほどと関心した。
一見荒唐無稽と思われるこのような課題に対応して、どのように思考を
進めていけばいいのかが、分かり易く書かれている。

この著書では、地頭力を「基本的な考える力のベースとなる知的能力」
と定義づけている。
そしてその本質を、「結論から」「全体から」「単純に」考えるという
3つの思考力を中心とする3層構造と整理している。

まさに目からウロコの内容。
「そうなんだよな。」とつぶやきながら、一気に読んでしまった。
しかし、実行するには、自覚と覚悟が必要だ。

ちなみに、地頭力は鍛えることが可能とのことである。

興味のある方は、ぜひご一読頂きたい。

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2008年3月 3日 (月)

ウォータータンク

私の部屋には、20年前からアメリカ軍のウォータータンクが2個常駐している。
いつも40Lの水が確保されているわけだ。

生活するためには、1人1日2Lの飲料水が必要と言われている。
家族が4人いるから1日8L、つまり5日間の飲料水を常備していることになる。

30歳台の頃は、子供が小さかったこともあり、非常事態に備えて
いろいろなものを買い揃えた。

しかし、今残っているもので使用しているのは、このタンクだけになってしまった。

当時、アメリカ屋という沖縄に本店があった米軍払い下げの店から購入した本物だ。
ちょうど湾岸戦争の頃で、そのためタンクもカーキ色をしている。
まさに砂漠から舞い戻ったような色調だ。

そのため、部屋のブラウン系に溶け込んでおり、全く違和感がない。

おもしろそうなものがあるとすぐ買い込む方だが、すぐ飽きてしまう。
しかし、このタンクとは長い付き合いになった。
もっとも、水を一杯に入れてあるから、重たくて容易に動かせる代物ではないが。

役に立たない方が望ましい。
そう思いながらも、時々水を交換している。

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2008年3月 2日 (日)

救われた一瞬

この2日間ほど、落ち込んでいた。

仕事が自分の思うように進まなかったからだ。
まあ、実戦の場ではなく、机上演習の場ではあったが。

悶々としていた昨日、1月末に研修を行った会社から
受講者の皆さんの感想文が送られて来た。

とても読む気分ではなかったが、せっかく送ってくれたし
今後のこともあるので、目を通すことにした。

感想文を読むなり、「あっ!」と思わず声が出た。

いろいろな気づきを得られたと感謝の言葉が
並んでいたからだ。

この一瞬、「救われた」と思った。

独立稼業はたいへんだ。
地獄へ行ったり天国へ行ったり、ぐるぐる状況が変わる。

修行あるのみだなと実感した。

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