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2008年3月14日 (金)

定時制高校の実態

今日、NHK総合の「にっぽんの現場」で、定時制高校の実態が映し出された。

舞台は、神奈川県立横浜翠嵐(すいらん)高校だ。

定員35名×2クラス=70名のところ、倍の140名が在籍しているとのこと。

理由が、まさに現在を象徴している。
・親の収入が歩合制で不安定。公立に落ちたが私学に行く余裕がない。
・父親が仕事をリストラされ学費が出ない。バイト代から2万円ずつ家に入れている。

何とも、けな気ではないか。
しかし、皆明るい。

昔は、勤労青年が学歴欲しさに苦学しながら通う暗いイメージがあったが、
少し違っていた。

後ろめたさがない。
テレビに向かって、堂々と自分のことを話している。

これはいいことだ。
自分の行っていることに自分なりに価値を見出し、前向きに生きようとしている。
定時制を選択肢のひとつと捉え、道を拓く糧としている。

このような学生の中から、本当のリーダーが育って来るのかもしれない。
よほど活きた勉強をしている。

その苦労は、必ず報われる。
がんばれ、皆!

そう、心の中で叫ばずにはおれなかった。

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