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2008年4月30日 (水)

嵐を乗り切る

4月に吹き荒れた嵐を乗り切った。

本当の嵐ではなく、仕事の嵐である。

数々の会社の新入社員を対象として行った仕事道入門研修。
それらがやっと一息ついたのである。

いろいろな新入社員と出会った。
しかし、もうひとり大事な人と会うことができた。

その人とは、自分自身である。

今回の研修は、講師自身がいかに深い内観ができているかが
勝負だった。

まさに素で勝負する研修。

受講者の反応は上々だった。
しかし、自分では反省することも多々あった。

何度も注意した受講態度の悪い受講者に退場勧告をした。
自分の考えを人の尻馬に乗って簡単に翻す受講者に怒りを露にした。

学生上がりたての社会人とは言え、社会人である。
自分の取った行動がそれでよかったのかは、よく考える必要がある。

教えるということは、本当に難しい。
どんな相手であろうと、そこにはお互いに「学びあう」という関係が
必要な気がしている。

講師と受講者は、役割の違い。
話し合いながら、今までなかったものを協力して築き上げていくもの。
それが「気づき」であったり「学び」であったりするのではないだろうか。

ノウハウを教える研修でも、私はいつも結果的には上記を心掛けている
ような気がする。

人それぞれスタイルがあるため、一概には言えないかもしれない。

しかし、私は今後も受講者と共に作り上げていく研修を目指したい。

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2008年4月 5日 (土)

最高品質/私は感動を与える

「最高品質/私は感動を与える」

これは、私がアファメーションメールで自分に送り続けているメッセージだ。

約1週間、一日20時間体制で準備した成果が、昨日実った。

いろいろ反省点もあったが、最後の皆の充実した顔を見たとき、
何とも言えない感情が込み上げて来た。

某社の新入社員21名を対象に、2日間行った新入社員研修のひとコマだ。

新入社員研修と言っても、マナー研修のような内容ではない。
できる仕事人になるための、心得習得を中心にした内容だ。
心技一体を説き、それを極めるためのきっかけ作りを目的としている。
そのため、厳しい修練が彼らを待っている。

これは、講師の生き方も問われる、我々にとっても手ごわい
内容なのだ。

詳しい内容は省略するが、研修後半である受講者の女性から
プレゼントをもらった。

それは、研修途中のゲーム演習で彼女が作成した紙細工だった。

「先生、これプレゼントします。」

渡されたのは、真っ白なチューリップ。
A4コピー用紙を使い、制限時間5分の中で作成したものだった。

「すいません、時間がなくて花びらが4枚しか作れませんでした。」

もうこれは、花びらの数の問題ではない。

最後にひとり一人に全員の前で今後の目標を宣言してもらった。
と同時に、私からひとり一人に仕事道合格認定証を手渡した。

その際、女性も含め、全員が握手を求めて来た。

まだ、その手の温もりが残っている。

来週から、同じ研修を全国いろいろな所へ行って行う。

今度は、どのような出会いが待っているのだろうか。

立場は違うが、実は私も皆と同じ、仕事道の修行中の身なのだ。
言葉に出しては言っていないが、皆とは同志なのだ。

「仕事道とは、自分道なり」

この後も、身を引き締めて若者達と切磋琢磨し合いたい。

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