嵐を乗り切る
4月に吹き荒れた嵐を乗り切った。
本当の嵐ではなく、仕事の嵐である。
数々の会社の新入社員を対象として行った仕事道入門研修。
それらがやっと一息ついたのである。
いろいろな新入社員と出会った。
しかし、もうひとり大事な人と会うことができた。
その人とは、自分自身である。
今回の研修は、講師自身がいかに深い内観ができているかが
勝負だった。
まさに素で勝負する研修。
受講者の反応は上々だった。
しかし、自分では反省することも多々あった。
何度も注意した受講態度の悪い受講者に退場勧告をした。
自分の考えを人の尻馬に乗って簡単に翻す受講者に怒りを露にした。
学生上がりたての社会人とは言え、社会人である。
自分の取った行動がそれでよかったのかは、よく考える必要がある。
教えるということは、本当に難しい。
どんな相手であろうと、そこにはお互いに「学びあう」という関係が
必要な気がしている。
講師と受講者は、役割の違い。
話し合いながら、今までなかったものを協力して築き上げていくもの。
それが「気づき」であったり「学び」であったりするのではないだろうか。
ノウハウを教える研修でも、私はいつも結果的には上記を心掛けている
ような気がする。
人それぞれスタイルがあるため、一概には言えないかもしれない。
しかし、私は今後も受講者と共に作り上げていく研修を目指したい。
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