最高品質/私は感動を与える
「最高品質/私は感動を与える」
これは、私がアファメーションメールで自分に送り続けているメッセージだ。
約1週間、一日20時間体制で準備した成果が、昨日実った。
いろいろ反省点もあったが、最後の皆の充実した顔を見たとき、
何とも言えない感情が込み上げて来た。
某社の新入社員21名を対象に、2日間行った新入社員研修のひとコマだ。
新入社員研修と言っても、マナー研修のような内容ではない。
できる仕事人になるための、心得習得を中心にした内容だ。
心技一体を説き、それを極めるためのきっかけ作りを目的としている。
そのため、厳しい修練が彼らを待っている。
これは、講師の生き方も問われる、我々にとっても手ごわい
内容なのだ。
詳しい内容は省略するが、研修後半である受講者の女性から
プレゼントをもらった。
それは、研修途中のゲーム演習で彼女が作成した紙細工だった。
「先生、これプレゼントします。」
渡されたのは、真っ白なチューリップ。
A4コピー用紙を使い、制限時間5分の中で作成したものだった。
「すいません、時間がなくて花びらが4枚しか作れませんでした。」
もうこれは、花びらの数の問題ではない。
最後にひとり一人に全員の前で今後の目標を宣言してもらった。
と同時に、私からひとり一人に仕事道合格認定証を手渡した。
その際、女性も含め、全員が握手を求めて来た。
まだ、その手の温もりが残っている。
来週から、同じ研修を全国いろいろな所へ行って行う。
今度は、どのような出会いが待っているのだろうか。
立場は違うが、実は私も皆と同じ、仕事道の修行中の身なのだ。
言葉に出しては言っていないが、皆とは同志なのだ。
「仕事道とは、自分道なり」
この後も、身を引き締めて若者達と切磋琢磨し合いたい。
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