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2008年5月12日 (月)

江戸しぐさ

「江戸しぐさ」という言葉をご存知だろうか。

江戸しぐさとは、日常の立ち振る舞いから言葉使いまで、人とのつきあい全般に
わたる知恵のこと。

江戸の町衆の間で、互いにトラブルを避け、気持ちよく暮らすために自然と
工夫されて来た。

そのひとつに「お心肥(おしんこやし)」という言葉がある。

これは、心に肥料を与え、豊かにすることを指す。
現代風にいうとEQ(心の知能指数)ということになるのかもしれない。

単に知識を詰め込むだけではだめで、きちんとそれが実践できることが大事。
また、その前提として、バランスよく考えることも求められる。

こういうことが、既に江戸庶民に間で言われていたというから驚きだ。
現代人にはない、深さと味わいを感じさせる。

人間、最後は総合力だと思う。

机上の勉強ももちろん大事だが、広い意味の勉強も大事にしたいものである。

私は「遊びも勉強」と言っている。
今行っていることから「何を」学び取ろうとしているのか、まさに気持ちの問題と
いうことである。
本当の遊びとの差は、紙一重だと思う。

これからも、いろいろなことにチャレンジし、右脳と左脳の同時鍛錬を目指したい。

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