妖精ミュージアム
今日、不思議な魅力にあふれた博物館へ行って来た。
その名は、「うつのみや妖精ミュージアム」
実は、宇都宮市が運営している博物館なのだ。
日本の妖精研究の第1人者である井村君江さんが、イギリスコンフォート地方
にお住まいの頃、収集した妖精に関する絵や資料等を市に寄贈されたのが
ミュージアム開設のきっかけになったとのこと。
それゆえ、そこでは、いろいろな妖精に出会うことができる。
妖精というと、ピーターパンに出てくるかわいいティンカーベルを思い浮かべるが
かわいくない妖精も存在するとのこと。
ロードオブザリングに出てきたゴブリンも、地下に住む妖精とのことだった。
ハリーポッターもイギリスの女性作家が書いたものだったし、イギリスは
どうやら魔法や妖精といった神秘的なものが好きなお国柄のようだ。
同じ島国である日本人が、かつて八百万の神々を信仰したことと、
どこか共通点があるのかもしれない。
展示されている中で一番気に入ったのは、男女の妖精が踊る手巻きオルゴール
だった。
やさしい音色に合わせ、特殊な仕掛けで中空に映し出された妖精たちが
静かに踊る、まさに癒しのオルゴールだ。
ゆっくりゆっくり、何度もハンドルを回した。
そして嬉しかったには、案内して頂いた市の女性の係りの方が、つきっきりで
説明してくれたことだ。
訪問した時間が午後7時過ぎと遅く他の客がいなかったせいもあるかも
しれないが、妖精のことについて知りたいという私の気持ちが伝わったのかも
しれない。
実際には妖精そのものよりも、なぜ市が妖精を取り上げたのかに
興味があったのだが。
これについては、ぎょうざと同じで、「宇都宮市を妖精の住む街」として
売り込みたいという地域起こしの意図があるそうである。
最後に、若槻まり子さんが書いた「ねこじゃらしと戯れるかわいい妖精」の
絵葉書を購入して来た。
明日は、こちらでシビアな仕事が待っている。
葉書から妖精が飛び出して来て助けてくれるといいのだが。
思わずそんなことを考えてしまった。
| 固定リンク
コメント