史上最大のサーカス
何十年ぶりかに、サーカスを見て来た。
国立ボリショイサーカスだ。
「ええ!そこから飛び降りるの?」
「なんて美しい!」
「竹馬で空中回転?」
「うわ、クマがおしっこした!」
「虎のオンパレードだ!」
隣の子供の声ではない。
私が思わず発したことばだ。
硬軟取り混ぜ、すばらしいエンターテイメントショーだった。
2時間が、あっと言う間に過ぎてしまった。
特に印象に残った場面は、以下のとおり。
(その1)
クマがポールの上で片手で倒立しようとしたが失敗した。
原因は、ポールが安定せず、怖かったようだ。
何回かチャレンジさせられたが、ついに断念した。
途中で、おしっこをもらした。
クマも緊張するのね。
(その2)
とにかく美しい。
3人姉妹?が最初や大きな演目の前に、ステージに
出て来ていろいろな踊りを披露したが、目を奪われん
ばかりのロシア超美人だった。
スタイルも抜群!
これだけは、日本人はかなわないと思った。
(その3)
これが空中ブランコの極地か!
上下2段になったブランコの上下で、飛び移ったり
飛び乗ったり。
ブランコ間も、ぶら下がって飛び移るのではなく
ブランコの上に立って、跳躍とともに雄飛するのである。
極めつけは、30mはあろうかという天井からの
地上へ向けてのダイビング。
いくらネットがあっても、これはプレッシャーだ。
(その4)
途中で10分間の休憩があったが、まんじりともせず
ステージに釘付けだった。
後半の虎ショーに備えてのオリ作り。
なるほど、とても機能的に出来ているオリだ。
団員の息の合った作業で、瞬く間に完成した。
これも、隠れたショーのひとつだ!
(その5)
ラストのアクロバットはすごかった。
コサックリズムに乗せて、次々に繰り出される飛び技。
もう人間とは思えない。
背中に透明の羽があるのではないかと思うくらい。
ファミリーでやっているらしく、サポートについていた
60歳前後位のおじさんに、思わず声援してしまった。
「あんたは、凄い!」
そうそう、ショーが始まる前に、両国の国歌斉唱があった。
ロシア国歌は力強く、地から力が湧き出てくる感じがした。
歴史の重みと伝統、そして磨かれた技と魅せるショー。
サーカスの醍醐味を、たっぷり味わわせてもらった。
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