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2008年8月19日 (火)

銀メダルがゴールドに輝くとき

「私にとっては金メダルに見えます。」
「なぜなら、馨と一緒にここまで歩いて来たレスリング人生が
素晴らしいものだったから。」
「自分に感謝したいと思います。」

今も耳に残っているこのことば。

そう、伊調千春さんが、銀メダル獲得後、
インタビューに答えたことばだ。

私は、このことばに痛く感動した。

「伊調千春は成長したな。」

思わず、そうつぶやいてしまった。

アテネオリンピックのときに銅メダルで悔し涙を
流した姿は、そこにはなかった。

彼女は、結果ではなく、そこに至ったプロセスを
自ら評価したのだ。

これは、オリンピック選手だからこそ、なかなか
できないことだと思う。

4年間の苦しいトレーニングを経てやっと上り詰めた
決勝の舞台である。
姉妹で金を取ろうと、死に物狂いで練習をして来たに
違いない。
きっと、一番高い台に上がって手を振っている
自分の姿を、何度も夢にまで見たはずである。

それが、である。

社会主義国の選手たちは、国のために全力を尽くす。
だから、負けたときは呆然とすることが多い。

回りの評価を気にし、誉められたいと思う選手は
勝っても負けても涙を流すことになる。

自分に焦点を当てている選手は、冷静に自分を見つめる。
銀が金に見える瞬間。

この一瞬を真に味わえる人は、そう多くはいないはずだ。

プロセスを極めた者だけが、その境地にたどり着く。

伊調千春さんの胸の中には、永遠にゴールドに
輝くメダルが掛けられたに違いない。

道を極める。

改めて、その素晴らしさを教えられた。

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2008年8月10日 (日)

はじめてのゴスペル

昨日、生まれて初めて、ゴスペルを歌った。
それも、J&Oと共に。

J&Oとは、サーカスの一員である原順子(じゅんこ)さんと
叶央介(おうすけ)さんがご夫婦として03年に結成した
デュオユニットである。

素晴らしかった。

最後に、会場に来た300名が一体となって
大きな声でハモッたときには、体に震えが来た。

この催しは、さいたま市文化振興事業団が主催したものだ。
ゴスペル講座として、J&Oのお二人にレッスンを受けながら
心の歌を歌い上げるという内容である。

「ゴスペルとは宗教音楽でゴットやロードという宗教ならでは
のことばが出て来ますが、それを自分にとって一番大切な
ものと心の中で置き換えて歌いましょう。」

「歌は、ハーモニーは、会話と同じだと思います。
自分の想いを込めて、思いっきり歌ってください。」

「楽譜が読めなくても、英語が出来なくても大丈夫です。
音から入ってください。」

歌った歌は、Make us one

僅か8小節の歌だが、ゴスペルならではのエッセンスが
詰まった歌だ。

途中で3つのパートに分かれ、ハモることができる。
今日は3つとも習ったうえで、合わせるときには、
好きなパートを歌った。

今回は幸いなことに、一番前の席に座れた。
前に遮るものがないので、思いっきり声を出すことが出来た。

「いい声をされていますね。
前から、よく歌われているのですか。」

休憩時間に、隣に座った老婦人から掛けてもらった
ことばである。

「いいえ、思いっきり歌ったのは、10数年ぶりかもしれません。」

やはり歌は素晴らしい。
特にゴスペルは、自分に合っているかもしれない。

またチャンスを見つけて歌いたいものである。

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2008年8月 5日 (火)

「葉っぱビジネス」に感動あり

「こういう人生もあるのか!」

感動の一言だった。

徳島県上勝町で高齢者のおばあちゃんたちに
葉っぱを売ることを21年間仕掛け続けて来た
横石知ニ(よこいし ともじ)氏の半生

まさに情熱と支援と自律のかたまりだ!

先週のカンブリア宮殿を見て、もっと話しを
知りたいと思って、著作を読んだのだ。

そこには、20歳で営農指導員として上勝町へ
赴任してから50歳になる今日までの
輝かしくも悪戦苦闘の日々が、心に染みとおる
ように描かれていた。

今では山で取れる葉っぱを料理の妻物として
2億6000千万円の産業に育て上げた横石氏だが
何と38歳になるまで、農協から支給される給料を
1円も家に入れていなかったというから驚きだ。

すべて妻物の研究のため、高級料亭や地方への
出張旅費に消えてしまったという。
つまり、全部自腹。
残業代も請求した覚えがないというから
その入れ込みようは、想像がつく。

過労で倒れ、現在、胸には血管拡張用の
金属製のチューブが6本入っている。
まさに「命がけ」の使命感だ。

しかし、テレビに映った横石氏は、とても
温和な方だった。
目が優しかったのが、印象的だった。

本当の強さとは、相手を思う「愛情」なのでは
ないか。

まさにそれを彷彿とさせる物腰だった。

「地域には地域の、個人には個人のよさがあります。」
「どこの町や村でも、自分たちの暮らす地域にある
ものは全部価値のある資源だととらえて活かして
いくことができれば、必ずや奇跡を起せるはずです。」

我々は、改めて宝の中にいることを思い知らされた。

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2008年8月 4日 (月)

越後もち豚すきすき弁当

今日、何と金沢日帰りの打合せがあった。

列車で片道4時間、往復で8時間、打ち合わせ2時間。

しかし、充実した打合せが出来たので、大満足だった。

これは、はくたか号の中で昼に食べた「越後もち豚
すきすき弁当」で力をつけて行ったお陰かもしれない。
暑さにバテることなく、熱く語ることができた。

と、ここまではいいのだが、実は弁当を食べるときに、
大失敗をしてしまった。

お腹が空いていたので、いきなりフタを開けるなり
食べようとした。

そのとき、下の方に弁当箱からヒモが出ているではないか。

なんだろうと引っ張ってみたら、たいへんなことになった。

「ボワー、ジュ、ジュ、ジュー」

音と共に、蒸気があたり一面に立ち上った。

そう、弁当箱の下に仕掛けられた発熱剤が一気に
反応したのだった。
まるで手榴弾みたい。

「これはたいへん!」

仰いでも、蒸気は止まらず、諦めて眺めていた。
回りの乗客は、さぞ驚いただろう。
隣の女子大生を除いては。
彼女は、平然と洋書を読んでいた。
大したものだ。

捨てたフタを改めて見たら、フタをしたままヒモを
引っ張れと書いてあった。

もう遅い。

蒸気で蒸しておいしく頂くはずだった南魚沼産こしひかり
と越後もち豚。

でも、常温のままでも結構おいしかった。

次回の訪問時は、ヒモをまず引っ張って、さらにおいしい
「越後もち豚すきすき弁当」を頂くことにしよう。

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2008年8月 3日 (日)

電車から花火見物

昨日夕刻、ジムからの帰りの電車の中でウトウトしているとき
いきなり「ドカーン!」とすごい爆発音がした。

「何が起きたんだ!」

一瞬何が起こったか分からずに回りを見渡した。
皆、窓際に寄って上空を見ているではないか。

爆撃機が飛んでいるわけでもあるまい。

少しして、ピカピカピカと夜空に花が咲いた。

「花火だ!」

それはちょうど、浮間舟渡のホームに入ったときだった。

そう、昨日は、荒川の花火大会だったのだ。

「これは、ラッキーかもしれない。」

これから戸田橋を渡ることになる。
何も遮るもののない鉄橋上から花火を見ることができるかも。

そして、そのとおりになった。

素晴らしい仕掛け花火が、手に取るように見えるではないか。

そこに車内放送が流れた。

「ホーム上のお客様の安全を確保するため、これから戸田公園駅
で停車するまで徐行運転を致します。」

鉄橋の上に客などいる訳がない。
これは、苦肉の徐行サービスと見た。

素晴らしい眺めだった。
花火のごとく、僅かな時間だったが、充分楽しめた。
逆に、皆が一方に集まったため、重心が傾くのではないかと
そちらの方が心配になった。

近くで聞く爆発音は、すごい迫力だ。
何しろ、遮るものがないからストレートで伝わって来る。
腹を揺るがすとは、まさにこのことだと思った。

しかし、電車という鉄の塊の中にいるから心配ないが、
一尺球の破片が空から降って来たら、これはたいへんだ。

感激しながら、妙にいろいろ考えている自分に
おかしくなってしまった。

花火は盛夏を彩る風物詩。

熱い夏に負けず、心身ともに切磋琢磨して行きたい
と思った。

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2008年8月 2日 (土)

摂動敏感性

「摂動敏感性」とは、ミクロのゆらぎがマクロの大勢を支配するということ。

昨日、新幹線で移動しているときに、PHSにこのことばが飛び込んで来た。

田坂広志氏から送られて来る「風に便り」に載っていた。

複雑系という学問の中で使われる用語だが、我々の生活の中でも
実感することができる。

たとえば、雪の結晶。

水分子が雪の結晶を作るとき、わずかな埃や塵の影響を受け、
まったく違った形の結晶が作られる。

また、第1次世界大戦にも、同じような現象を見ることができる。

これは、オーストリア皇太子暗殺が発端となり、世界大戦
にまで、事態が広がってしまったことで知られる。

しかし、ここで言いたいのは、このような現象面の説明ではない。

「どんな小さな動きでも、それが全体に影響を及ぼす
可能性を秘めている。」

この事実だ。

田坂氏のことばを借りるとこうなる。

「一人の社員が、企業に革新をもたらし、
一人の起業家が、市場を大きく進化させ、
一人の社会起業家が、この社会を変革する。」

そう、たったひとりの社会起業家が、この社会を変える
原動力になる可能性を持っているのだ。

そして、これは、自分自身の仕事についても言える。

どこまで自分を信じ、どこまで真理を追究していくかだろう。

また、新たな勇気をもらった。

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2008年8月 1日 (金)

10分間の身だしなみ

「10分間の身だしなみ」

ヘアカット専門店QBハウスのうたい文句である。

最近、近所のジャスコ内にオープンしたので、便利この上ない。
歩いて行ける距離である。

自転車で行ける距離内では、それ以外に4店もある。

乱立と言えばそのとおりだが、ユーザーにとっては、
どこででも身だしなみができるというメリットがある。

従来の理髪店だと1時間はかかる時間が、10分で終わる。

これは、私にとっては嬉しい限りだ。
時間がもっとも貴重な資産だと思っているからだ。

「髪がカットできればいい。」

こう割り切っている人には、カット10分は福音だ。

しかし、美容室から出て来る若者を見ると、
これはこれで、いいと思う。

「何に」「どれだけ」投資するかは、本人の意思だからだ。

水回りを持たず「時間を売るトコヤ」として、平成11年に
ニュービジネス大賞にも輝いた。

当時は「シャンプーもしてもらえないの」と怪訝な評価も
あったが、今では全国に378店展開し、東南アジアにも
進出している。

どこに着眼するか。

その見本のような店だ。

これからも、時間を大いに活用させて頂きたい。

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