電車から花火見物
昨日夕刻、ジムからの帰りの電車の中でウトウトしているとき
いきなり「ドカーン!」とすごい爆発音がした。
「何が起きたんだ!」
一瞬何が起こったか分からずに回りを見渡した。
皆、窓際に寄って上空を見ているではないか。
爆撃機が飛んでいるわけでもあるまい。
少しして、ピカピカピカと夜空に花が咲いた。
「花火だ!」
それはちょうど、浮間舟渡のホームに入ったときだった。
そう、昨日は、荒川の花火大会だったのだ。
「これは、ラッキーかもしれない。」
これから戸田橋を渡ることになる。
何も遮るもののない鉄橋上から花火を見ることができるかも。
そして、そのとおりになった。
素晴らしい仕掛け花火が、手に取るように見えるではないか。
そこに車内放送が流れた。
「ホーム上のお客様の安全を確保するため、これから戸田公園駅
で停車するまで徐行運転を致します。」
鉄橋の上に客などいる訳がない。
これは、苦肉の徐行サービスと見た。
素晴らしい眺めだった。
花火のごとく、僅かな時間だったが、充分楽しめた。
逆に、皆が一方に集まったため、重心が傾くのではないかと
そちらの方が心配になった。
近くで聞く爆発音は、すごい迫力だ。
何しろ、遮るものがないからストレートで伝わって来る。
腹を揺るがすとは、まさにこのことだと思った。
しかし、電車という鉄の塊の中にいるから心配ないが、
一尺球の破片が空から降って来たら、これはたいへんだ。
感激しながら、妙にいろいろ考えている自分に
おかしくなってしまった。
花火は盛夏を彩る風物詩。
熱い夏に負けず、心身ともに切磋琢磨して行きたい
と思った。
| 固定リンク
コメント