« 越後もち豚すきすき弁当 | トップページ | はじめてのゴスペル »

2008年8月 5日 (火)

「葉っぱビジネス」に感動あり

「こういう人生もあるのか!」

感動の一言だった。

徳島県上勝町で高齢者のおばあちゃんたちに
葉っぱを売ることを21年間仕掛け続けて来た
横石知ニ(よこいし ともじ)氏の半生

まさに情熱と支援と自律のかたまりだ!

先週のカンブリア宮殿を見て、もっと話しを
知りたいと思って、著作を読んだのだ。

そこには、20歳で営農指導員として上勝町へ
赴任してから50歳になる今日までの
輝かしくも悪戦苦闘の日々が、心に染みとおる
ように描かれていた。

今では山で取れる葉っぱを料理の妻物として
2億6000千万円の産業に育て上げた横石氏だが
何と38歳になるまで、農協から支給される給料を
1円も家に入れていなかったというから驚きだ。

すべて妻物の研究のため、高級料亭や地方への
出張旅費に消えてしまったという。
つまり、全部自腹。
残業代も請求した覚えがないというから
その入れ込みようは、想像がつく。

過労で倒れ、現在、胸には血管拡張用の
金属製のチューブが6本入っている。
まさに「命がけ」の使命感だ。

しかし、テレビに映った横石氏は、とても
温和な方だった。
目が優しかったのが、印象的だった。

本当の強さとは、相手を思う「愛情」なのでは
ないか。

まさにそれを彷彿とさせる物腰だった。

「地域には地域の、個人には個人のよさがあります。」
「どこの町や村でも、自分たちの暮らす地域にある
ものは全部価値のある資源だととらえて活かして
いくことができれば、必ずや奇跡を起せるはずです。」

我々は、改めて宝の中にいることを思い知らされた。

|

« 越後もち豚すきすき弁当 | トップページ | はじめてのゴスペル »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「葉っぱビジネス」に感動あり:

« 越後もち豚すきすき弁当 | トップページ | はじめてのゴスペル »