ダークナイト
やっと映画を鑑賞するまでに生活が戻った。
いろいろ見たいものがあるが、取り急ぎ今日で上映が
終了となる「ダークナイト」をレイトショーで見て来た。
ご存知バットマンの映画だが、今回の映画はとても
シリアスだった。
笑える場面がひとつもなかったのである。
そこではバットマンが正義の味方ではなく、
まさにダークナイト(暗黒の騎士)として描かれていた。
ダークという言葉は、独特の響きを持っている。
暗黒、闇、邪悪等あまりいい印象が伝わって来ないが、
一方では、漆黒、善と悪の境目、神秘さ等も感じさせる。
どこまでが善でどこからが悪なのか釈然としない中で
自らを信じ戦う戦士というイメージだ。
少し前に、ダークエンジェルというテレビ番組があった。
大のファンでDVDを借りて来て全編を一気に観た経験があるが、
そこでも、ダークが多面的に取り上げられていた。
スターウォーズのダースベーダーも意味深な存在だった。
「完璧な人間は存在しない。」
「常に善と悪とが戦っている。」
「そのバランスの上で、我々は生きている。」
ダークに目をそむけることなく、その事実を認め
乗り越えていくことが求められている。
今日、最後に警察犬に追われ走り去って行ったバットマンの
後姿は、真実を求める者の苦悩と信念を表しているかの
ようであった。
続編が、楽しみである。
| 固定リンク
コメント