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2008年9月20日 (土)

ダークナイト

やっと映画を鑑賞するまでに生活が戻った。

いろいろ見たいものがあるが、取り急ぎ今日で上映が
終了となる「ダークナイト」をレイトショーで見て来た。

ご存知バットマンの映画だが、今回の映画はとても
シリアスだった。

笑える場面がひとつもなかったのである。

そこではバットマンが正義の味方ではなく、
まさにダークナイト(暗黒の騎士)として描かれていた。

ダークという言葉は、独特の響きを持っている。

暗黒、闇、邪悪等あまりいい印象が伝わって来ないが、
一方では、漆黒、善と悪の境目、神秘さ等も感じさせる。

どこまでが善でどこからが悪なのか釈然としない中で
自らを信じ戦う戦士というイメージだ。

少し前に、ダークエンジェルというテレビ番組があった。

大のファンでDVDを借りて来て全編を一気に観た経験があるが、
そこでも、ダークが多面的に取り上げられていた。

スターウォーズのダースベーダーも意味深な存在だった。

「完璧な人間は存在しない。」
「常に善と悪とが戦っている。」
「そのバランスの上で、我々は生きている。」

ダークに目をそむけることなく、その事実を認め
乗り越えていくことが求められている。

今日、最後に警察犬に追われ走り去って行ったバットマンの
後姿は、真実を求める者の苦悩と信念を表しているかの
ようであった。

続編が、楽しみである。

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