液晶絵画
昨日、久々に午後からゆっくり時間を取って
H倶楽部(ジム)へ行く時間ができた。
その前に、もう少し刺激が欲しいと思ってネットを調べて
いたら、恵比寿の東京都写真美術館で「液晶絵画」を
展示中という文字が目に飛び込んで来た。
これは、おもしろそうだ!
直感的にそう思った。
最近の液晶は、解像度が素晴らしい。
その技術を使い絵という心理描写をすれば
どうなるのか。
興味深々で、さっそく立ち寄ることにした。
「うーん、素晴らしい。」
「水墨の山水画が、こんなに鮮やかに表現されるとは!」
「うん? 木々がかすかに動いているぞ!」
「あ、鳥が飛んできた!(あっという間に飛び去った)」
これは、千住博氏の「水の森」という作品だ。
静けさの中で、水面がわずかに揺れ、その中で
木々がその体を寄せ合う。
従来の山水画では表現し切れなかった静寂の中の「動」が、
見事に表現されていた。
屏風8枚分の、圧巻の液晶絵画だった。
千住博という方。
「ウォーターフォール」という作品で、その自然を日本画の
手法を使い奥深く描かれることは知っていたが、
デジタル技術を使い、またその域を深められたようだ。
今日も、いい作品に出会えた。
心静かに、トレーニングに励むことにしよう。
| 固定リンク
コメント