珠玉の一冊
珠玉の一冊
その本の名は、『未来を予見する5つの法則』
副題が、「弁証法的思考で読む「次なる変化」」となっている。
つい最近発刊された、田坂広志氏の著作である。
その文体は、まるで詩のよう。
「教える」のではなく、「諭す」がごとく
包み込むように書かれている。
一見難解のように感じるヘーゲルの弁証法を用い
今、そしてこれから起こるであろうことを語っている。
司馬遼太郎の文体も好きだ。
簡潔、明瞭、しかし想いがしっかり伝わって来る。
しかし、田坂氏の文体は、さらにそれを結晶化したか
のように感じる。
幾多の深い思考を重ねなければ、これらの文章は
生まれて来なかっただろう。
書かれている内容は、どうか著書を手にとって
自身の目で確かめて頂きたい。
ちなみに、今回この著作は、日本とアメリカそして
英語圏で同時出版されるとのこと。
この文体が、どのように英訳されているのか
興味深々である。
「Five Laws to Foresee the Future」
こちらも、手に入れることとしたい。
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