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2008年9月27日 (土)

珠玉の一冊

珠玉の一冊

その本の名は、『未来を予見する5つの法則』
副題が、「弁証法的思考で読む「次なる変化」」となっている。

つい最近発刊された、田坂広志氏の著作である。

その文体は、まるで詩のよう。

「教える」のではなく、「諭す」がごとく
包み込むように書かれている。

一見難解のように感じるヘーゲルの弁証法を用い
今、そしてこれから起こるであろうことを語っている。

司馬遼太郎の文体も好きだ。

簡潔、明瞭、しかし想いがしっかり伝わって来る。

しかし、田坂氏の文体は、さらにそれを結晶化したか
のように感じる。

幾多の深い思考を重ねなければ、これらの文章は
生まれて来なかっただろう。

書かれている内容は、どうか著書を手にとって
自身の目で確かめて頂きたい。

ちなみに、今回この著作は、日本とアメリカそして
英語圏で同時出版されるとのこと。

この文体が、どのように英訳されているのか
興味深々である。

「Five Laws to Foresee the Future」

こちらも、手に入れることとしたい。

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