ソフトボール眼(アイ)
元日本女子ソフトボール監督の宇津木妙子さんの
著作を読んだ。
その題名が、「ソフトボール眼(アイ)」
宇津木さんのソフトボールにかける情熱が、
ひしひしと伝わって来る内容だった。
厳しい練習と言動で知られる監督だったが、
その裏にあった、ソフトボールと選手に対する
あふれる愛情がよく分かった。
「強い弱いは、執念の差」
「丁寧に」そして「楽しむ」
「努力は裏切らない」
上野由岐子選手を育てる過程で、共に
得て来たことばだ。
「監督とは、社長代行であり用務員であることを
忘れるなよ。」
これは、宇津木さんのお父様が、宇津木さんが
ルネサス高崎に再就職するときに送られた一言だ。
『1球を大事にする者は、一礼を大事にしなくては
ならない。』
ルールを守り、目立たない処でも自分を律する
ことを忘れてはならない。
このような意味に受け取った。
「人生に夢があるのではない。
夢があるから人生なのだ。」
夢を自分のものにするためには、夢と自分を
一体化させることが必要ということか。
宇津木さんは、今後、女子ソフトボール競技
そのものの育成に力を注ぎたいとのこと。
現在、女子ソフトボールは、北京五輪を最後に
オリンピック競技種目から外されることに
なっている。
「死ぬときが一人なら、やはり悔いのないように
生きたい。」
これからの宇津木さんの生き方に注目したい。
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