「ドラゴン桜」公式副読本
「ドラゴン桜公式副読本」の副題に惹かれて
つい買ってしまった。
本題は「16歳の教科書」という。
16歳の高校生に向けて、「なぜ学び、なにを学ぶ
のか」を、その道のカリスマ先生7人が説くという
筋書きの本だ。
内容は、極めて濃かった。
そのため、考えることが習慣化されていない
今の高校生には、少し分かりづらいかもしれない。
その分、大人にとっても含蓄のある中味だった。
次は、「社会」で掲載されていた文章だ。
「人間って、「やることを絞ろう。時間も能力も限ら
れているんだから」と気がついたとき、はじめて
戦略的になれるんですよ。」
「自分が練り上げた戦略を貫くには、集中力が
必要になってくる。」
確かにそのとおり。
戦略を、カッコよく「選択と集中」というが、実は
そんなものではない。
何かを勇気を持って「捨てる」ことなのだ。
この理解が出来ないと、カッコだけの戦略に
陥ってしまう。
結果として、集中力が高まることになる。
でないと「捨てた」ものに申し開きがつかない。
課外授業「心理」では、自信について語ってあった。
「自信って根拠のない自信でもいいのでしょうか。」
「いいんです。根拠などなくていいんです。」
「むしろ、根拠がないからこそ、自信なのです。」
「根拠は「過去」のことです。」
「過去の実績に自信があるのは当たり前の話で
ただの事実に過ぎません。」
「根拠がないからこそ、何度失敗してもいいんです。」
「根拠のない自信を持って、新しい課題にチャレンジ
していけばいいのです。」
まさに、「ドラゴン桜」龍山高校特進クラス担当
桜木健二を彷彿とさせることばだ。
これら以外にも、素晴らしい事がたくさん書いて
あった。
高校生だけでなく、大人もぜひ再認識したい
ものだ。
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