« ガラスのエース | トップページ | ヨガ初体験 »

2009年5月 9日 (土)

「おっぱいバレー」から学ぶもの

今日、別居している次女が帰って来るというので、映画に誘ってみた。

チケット代を私が負担することとなったが、まあ安月給の
一人暮らしだから、やむを得ないだろう。

観た映画は、シネマ通のコンサルタントの師匠から
「一度みるといいよ」と言われていた「おっぱいバレー」だ。

綾瀬はるかが演じる新任国語教師が、弱小男子バレー部の
顧問となり、一勝したらおっぱいを見せるという約束の下、
奮起を促すというストーリー。

本当にあった話らしいが、思い切った約束をしたものだ。
でも、泣かせたのは本筋の方ではなく、サイドストーリーの方だった。

なぜ彼女が国語教師となったか。

中学校時代に話しが遡るが、彼女が友人に誘われ万引きを
したことがあった。

そのときに学校で一人で自習という謹慎処分を受けたのだが
その際、指導をしてくれた恩師との心の触れ合いがきっかけ
となったのだ。

生徒にどのように接するか。
生徒は一様ではない。
それぞれに合った接し方がある。
そのため、先生は人知れず悩むし周りから見たらどうかと思う
方法もあえて選ばざるを得ない場合もある。

恩師の方の場合は、それが「忘れ物の本だ」と偽って気軽に
読ませた自習のための本だった。
結局はその本の内容に、彼女は勇気づけられることになる。
その本の名は高村光太郎の「道程」。

先生としての彼女の場合は、それが「おっぱいを見せる」という
ことに結果的になってしまったのかもしれない。

彼女は、そのことがばれて学校を首になってしまった。

しかし、生徒たちに彼女の体当たりの指導や気持ちは
十分に伝わっていた。

自分の信じるスタイルを貫くこと。

この重要性を、改めて学んだ。

|

« ガラスのエース | トップページ | ヨガ初体験 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「おっぱいバレー」から学ぶもの:

« ガラスのエース | トップページ | ヨガ初体験 »