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2009年8月31日 (月)

モンベルの凄さ

富士登山以来、私のアウトドア志向に再び火がついた。

ただ火がついたと言っても、まだ山に行った訳ではない。
トレッキングの準備を着々と整え始めた段階だ。

そう思っていた矢先に、カンブリア宮殿でモンベルが取り上げられた。

モンベルとは、大阪市西区に本社をおくアウトドア総合メーカー。
垂直に切り立ったアイガー北壁1800m世界最年少登頂記録を持つ
辰野勇氏が1975年に創業した会社だ。

私がジムに行く時、恵比寿で日比谷線に乗り換えるのだが、
そのJR駅前に、モンベルの改築したての素晴らしい店がある。

ウッドの雰囲気もいいが、何と言っても品揃えが凄い。
アウトドアに関するありとあらゆる製品が置いてある。
番組では、総アイテム4000と言っていた。

私も現在、フリースジャケットを1着だけ持っている。
20年前に買ったものだが、まだ大事に着ているのだ。
ナイロンのジャンパーが裾に内臓されており、防風・防水に
ある程度役立ってくれる。

しかし、残念ながらこれだけだ。

確かにモノはいいのだが、若干お値段が高め。
それと、デザインが私の好みと少し違うのだ。
柔らかい線やフォルムを持っている。

モンベルとはフランス語で「美しい山」を意味する。
その名のとおり、やさしい感じなのだ。

私はどちらかと言うと、アーミータイプが好きなのだ。
いかにもサバイバルしている感じがして、着ると力が
みなぎって来る。

でも、辰野氏はいいことを言っていた。

「50%50%の確率であれば、これは冒険とは呼べない。
これはカケだ。」
「もし51%の可能性があれば、49%のリスクをとる。
これが究極の冒険だ。」
(可能性の冷静な見極めが必要ということか。)

「99%の可能性があっても、最後の1%はやってみなければ
分からない。冒険は決してバクチではない。」
(最後まで気を抜くなということか。)

「僕は弱いから今まで生き延びてこれたと思う。」
「リスクマネジメント、その前提は想像力。」
「最近は、情報が多過ぎて想像力が欠落して来ている。」
(自分の5感を研ぎ澄ませということか。)

モンベルの凄さは、この静かな決意にあるのかもしれない。

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