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2009年8月30日 (日)

漢字の語源っておもしろい

書き物をしていると、ふと気になることがある。

「この漢字、どういういわれがあってこうなったのだろう。」

漢字は表意文字で、ひとつひとつに意味がある。
象形文字から誕生したものも多い。
絵に興味がある自分としては、思わず漢字を見てその由来を想像して
しまうことがある。

一度しっかりした知識を得たいなと本を探したところ、さっそく見つけた。

「語源を知って読みたい漢字」 PHP 正しい日本語研究会

なるほどね、そういう意味だったの。
まさに、目からうろこの連続だった。

例えば「恋」という字、旧字体は「戀」だった。

上半分は、「絲」と「言」(ことばでけじめをつけること)の組み合わせで
糸がもつれあったように、けじめをつけようとしても容易に分けられない
状態をあらわしていると言う。

そこに「心」を加えて、心がもつれ乱れて思い焦がれる「恋」という
感情を表現したとのこと。

言われてみると、実によく出来ている。

現在使われている常用漢字(新字体)は、簡単で分かりやすいが
本来の形から変わってしまっているので、意味を直感的に
捉えにくくなってしまった。

「愛」も、「人をかえりみる心」が元々の意味とのこと。

実に奥が深い。

そのほか、たくさんの漢字が解説されていた。

漢字は単に「情報を伝える」だけでなく、「感情を表す」大事な手段
だったのだ。

そう思うと、時々はパソコンでなく、この手で丁寧に字を書く大切さを
思わざるを得なかった。

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