越前かにめしの勧め
またしても、福井からの駅弁便りだ。
今日は、前に目を付けていた「越前かにめし」を賞味した。
このかにめし、ご飯を炊き上げる際に、ずわいがにの雌の
赤肉や卵巣、味噌等をほぐして混ぜ、じっくり蒸して
仕上げてあるとのこと。
その上に、さらに紅ずわいがにの足や肩の肉が乗っている。
豪勢な作りだ。
しかし、味は冷えたままを食べたため、風味が沸き立たず、
残念ながら今ひとつピンと来なかった。
多分、電子レンジで温めたら、絶品の味になるのではないか
と思う。
「旅の楽しみは駅弁にあり」
これは、確かに真理だ。
単に食べるだけでなく、包装紙や書いてある品書きにも
その地方独特の言い回しや表現を感じることが出来る。
ほとんどトンボ返りのような出張の合間に、ささやかに
食を楽しめるのも駅弁ならではだ。
スーパーでも時々全国駅弁祭りをイベントとして行って
いるが、ご当地で買い求める駅弁は、また一味違うように
思う。
見えないけれど、その地の水や空気が違っているからかも
知れない。
「見えない力」
これを感じ取る感性を、これからも大事にして行きたい。
たかが駅弁、されど駅弁だ。
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