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2009年9月15日 (火)

スイッチ・オンの生き方

村上和雄氏が著した「スイッチ・オンの生き方」を再読した。

副題が「遺伝子が目覚めれば人生が変わる」となっている。

本書は、遺伝子研究の第一人者である村上氏が、50年の遺伝子研究の
総決算書として著した渾身の作である。

遺伝子というと難しそうだが、書かれている内容は決してそうではない。
遺伝子の神秘に迫りながら、その自然の神秘の底から我々に語りかけてくる
数々の素晴らしいことをやさしく語ってくれている。

「地球の全人口(60億)の約1万倍(60兆)のいのち(細胞)が私たち一人ひとりの
体内に宿っている。」
「私たちが自然治癒力と呼んでいる能力も、遺伝子の中に、はじめから
そのようなプログラムが設置されている。」
「私たちの中には、まだ98%もの可能性が秘められている。」
(全遺伝子情報(ゲノム)のうち98%はどんな働きをしているか現在不明とのこと)

「眠っている遺伝子のスイッチをオンにすることができれば、私たちが
「こうあってほしい」と望むようなことは、ほぼ100%可能といってもいいと
思います。」
「科学的に見た可能性の限界など、まったく意味がありません。」

何とも心強いことばではないか。

そのうえ、遺伝子はコントロールできると断言されている。

生活習慣や考え方を意識的に変えて、遺伝子のオン・オフを
切り替えればいいとのこと。

詳しくは本書に譲るとして、これらを遺伝子学者が述べている
ことが重要である。

我々は、遺伝子学から見ても限りない可能性を秘めているという
ことである。

自分が「ここまで」と思っている限界は、決して限界ではないという
ことだろう。

この想いを胸に秘め、何事にもチャレンジして行きたい。

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