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2009年10月30日 (金)

サイエンスドーム八王子

昨日八王子で仕事をした際、お昼に2時間程空き時間が生じてしまった。
最初から分かっていたことだったので、予め本を持参して行ったのだが、
会場の目の前におもしろそうな建物が建っていた。

その名はサイエンスドーム八王子。
旧名を八王子市こども科学館という。

昼食を近くのジョナサンで採った後、さっそく向かった。

入って見て分かったが、客は私一人。
まあ、昼間のこの時間に来れる人は限られるだろう。
子供たちはまさに学校へ行っている。

展示物は、物理、電気、天文、生物の各分野にわたっていた。
各箇所に模型や実験装置が置いてあり、子供たちが喜んで装置を動かす
様子が目に浮かんだ。

1階を回り終える頃、2階から黄色い声が聞こえて来た。
それまで静かだった館内が一気に賑やかになった。
どうやら試写室から出て来た様子だった。

その声に誘われて2階へ上がってみた。
いたいた、幼稚園児たちだ。

整列を終え、先生に引率されながら帰るところだった。

列がこちらへ向かって来る。

「こんにちは」
「ありがとうございました。」

各所から声が掛けられた。

どうやら、私を会館の方と思ったようだ。
ダークスーツにネクタイ姿だったので、間違われても仕方ないかもしれない。

「はい、こんにちは。また来てね。」

思わず口から自然にそのような言葉が出てしまった。

でもまあ、広い意味で考えれば、これは当たりかもしれない。
子供たちの成長を願う気持ちは、会館の方々と変わりはない。

科学が取り持つ人の縁かなと思いつつ、幼稚園児たちを暖かく見送った。

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