「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」
久しぶりに、松下幸之助氏の口述録を読んだ。
大阪弁の口調そのものを再現し、松下政経塾で話した内容を文字に落としている。
今回発足した政府に、松下政経塾の出身者が8名も含まれている。
松下翁が存命ならば、さぞかし満足されただろう。
明日の日本の指導者を育てるのが目的だったからだ。
しかし、いつ読んでも本当に含蓄のあることばばかりだ。
それも全く飾らず、自然体そのものである。
序論に現塾長の佐野尚見氏が、次のように記していた。
「塾主がよく塾生に説いていたことは、「知識ではなく知恵」、知識でわかるのではなく、
心でわかる、つまり「悟る」ということでした。」
「日常の些細なことを大事にし、それに真剣に取り組むことの必要性を説いたのです。」
まさにそのとおりのことが連綿と語られていた。
心強く思ったことは、私が日頃から思い実行していることが少なからず述べられて
いたこと。
もちろん、松下翁のおっしゃるレベルにはまだまだ到達していないが、基本的な
考え方がズレていないことは自信に繋がる。
この先も、自分の考えに従い素直に生きて行くこととしたい。
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