熊野古道伊勢路図絵
昨日、三重県での研修時に受講者の方から思わぬプレゼントを頂いた。
それは「熊野古道伊勢路図絵」である。
熊野古道は世界遺産に登録されている参拝道だ。
自然や宇宙に対する畏敬を山や森に宿る神仏への祈りという形で受け継いで来た
日本の精神文化を象徴する文化遺産とされている。
この図絵の素晴らしいところは、三重県が公募したボランティアが2年かけて
伊勢から熊野に至る170kmを踏破し、その結果を図絵にまとめたという点だ。
この道を知って欲しいという想いがこもっている。
道行(みちゆき)を楽しんで欲しいというやさしさがこもっている。
そして何よりも、郷土を思う深い愛情を感じることが出来る。
三重県のホームページにも当図絵は掲載されているとのことだったが、
見つけることが出来なかった。
その話しをしたところ、今年3月に世界遺産登録5周年を記念して作成した
という冊子を頂いたのだ。
内容はまさに手書きの図絵そのもの。
吹き出しがいたるところに出ており、生の現地情報が親しみを込めた口語体で
書かれている。
見ているだけで楽しくなる。
熊野古道はぜひ歩いてみたい道のひとつだ。
昨年は、訪れる計画すらも出来なかった。
今年は、道程の貴重な資料が手に入った。
来年こそは、ぜひ歩きたい。
日本の魂に触れることが出来るかも知れない。
楽しみである。
| 固定リンク
コメント