感動!蕎麦の案山子
出張が極まってほとんど旅芸人の状態になって来た。
しかし、ただ演じているだけでは消耗してしまう。
そこで登場するのが好奇心。
好奇心こそ魂の若返りの秘宝だ。
たとえそれが都内出張であっても、時間の隙間を縫って行動あるのみ。
今週火曜日の昼に、「感動」のそば屋へ行って来た。
その名も「蕎麦 案山子(かかし)」
実は、研修先の人事部の方にお連れ頂いたのだ。
その店は芝公園にある。
隠れ家のようにビルの間にひっそりと店を開いていた。
「ちいさな店ですね。」
「私もふつうは来ないのですよ。来たのは久しぶりです。」
研修の昼休みの時間を前倒しにしたのが正解だった。
時間どおりだと混んで入れない。
メニューもシンプルそのもの。
数種類しかなかった。
「ざる蕎麦を下さい。」
少し経って、ざるそばが運ばれて来た。
見るからにコシのありそうな麺だった。
更科そばのように少し白味がかっていた。
さっそく口にすると、歯ごたえ十分。
そばの食感が何とも言えない。
食べるほどにそば本来の素朴なうまさが口に広がって行った。
だしも薄口でそばを邪魔しない。
これはこだわりの逸品だ。
「うまいですね。」
思わず口から言葉が漏れてしまった。
「その筋の方には有名な店だそうですよ。」
「ですよね。そばで勝負している様子がよく分かります。」
どこにもひた向きに魂を注ぎこんでいる方がいるものだ。
そばを食べて元気をもらった。
またひとつ心が豊かになった。
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