« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月31日 (水)

好奇心の塊 なな

ペットのチワワのななが、ますます活発になって来た。

家中駆け回ることに加え、どこにでも首を突っ込むようになって来たのだ。

100329184142_2写真のとおりである。

かぶっているのは、ポテトチップスの袋だ。
ゴミ箱から咥えて持ちだして来た。

ゴミ箱を倒すのではなく、後ろ脚で立ち上がって首を長くし
咥え込むのである。

その後、徹底的に舐め回す。

夢中になって舐めているうちに、写真のとおりかぶり込んでしまう。
やけに大人しくなったと思ったら、時々このような格好になっているのだ。

しかし、この時もそうだったが、自分から脱ごうとはしない。
悠然としている。

目の前が真っ暗で不安にならないかと思うのだが、それはこちらの
勝手な想像で、匂いを楽しんでいるのかもしれない。
ちなみに、中身はからっぽだ。

これからも成長を見届けたい。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年3月28日 (日)

スイミングに学ぶ

「左腕から力を抜いて下さい。」

いつもスイミングで言われている言葉だ。

クロールを一からやり直して約3か月が経つが、ここに来て
スイミングの奥の深さを痛感している。

水の中は、陸上でのトレーニングと勝手が違う。

「力を入れる」のではなく、いかに「力を抜く」が問われるのだ。
実は、これがなかなか出来ない。
頭では分かっているが、長年力を入れ続けて来た体が言うことを
聞かない。

しかし、最近やっと肩から力が抜けるようになってきた。

「Iさん、腕の使い方、よくなって来ましたね。でも、その分手先に力が入っています。
最後に、手先からも力を抜くようにしましょう。」

左腕の肩を落とし力を抜く際、右腕を前から引っ張られるイメージで
大きく前に伸ばすようにしている。

しかし実際には、力の抜けた腕が前から「引っ張られる」感じではなく、
力を入れて腕を「前に突き出す」感じになってしまっていたのだ。
必然的に何かを掴もうとする動作に連動し、手先に力が入る結果と
なってしまった。

これまでの『藁にもすがる思い』の人生の縮図が、計らずも表れてしまった。

「もっと自然体で行かないとダメですね。」

攻めるのではなく調和する。
その中で、周りの環境に適応しながらベストパフォーマンスを発揮する。

私としては、改めてそのことを体で学びとった瞬間だった。

スイミング、されどスイミング

これからも、多くのことを学んで行きたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月26日 (金)

築地本願寺で休憩

昨日、代々木上原での打ち合わせの後、築地まで移動した。

午後からの打ち合わせのためである。

しかし、待ち合わせた場所が悪かった。
日比谷線築地駅の地上に上がったところだったのだ。

折しも氷雨が降っていた。

1時間も前に着いてしまったため、どうしようかと思ったが、
この機会を捉え、築地本願寺にお参りすることにした。
雨もしのげるので、一石二鳥だ。

築地本願寺は普通のお寺と趣を異にする。
デザインが日本風ではないのだ。

パンフレットによると、古代インド仏教様式となっている。

関東大震災で本堂が焼失した際、東京(帝国)大学伊東忠太郎博士の
設計により再建されたそうだ。

しかし、いつも思うが何か馴染めない感じがする。
場違いな建物という印象なのだ。

中に入ってみると、お寺なのに大きなパイプオルガンが設置されていた。
どんな音楽を奏でるのだろうか。
毎月最終金曜日の12:20~12:50に演奏されるそうなので、
ぜひ今度、聴いてみたいと思った。

平日だったが、観光バスが結構止まっていた。
本堂はガラガラだったところをみると、どこか別室で何かをやって
いたのかもしれない。

後は、昼寝をしている方とか、暇そうな外国人の方々が
ぼんやりとイスに座っていた。
そう、ここには、固定式のイスが設置されているのだ。

私のそのひとつに腰かけた。
お経を聴きながら、メールを打つのも異次元の体験である。

しばし休憩を取らせて頂いた後、一礼してお寺を後にした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月24日 (水)

カズの凄さ

昨日は2年7か月続いたNHK総合「プロフェッショナル仕事の流儀」の
141回目だった。

今回で半年間の充電期間に入るということで、しばらくお休みとのこと。

その区切りを飾り、今回はプロサッカー選手の三浦和良選手だった。

三浦選手と言えば、15歳で単身ブラジルに渡ってサッカーを学び、
その後プロサッカー選手として日本のJリーグ黎明期を支えて来た中心人物だ。

数々の栄光もあったが、挫折も味わって来た。
特に1998年ワールドカップフランス大会で代表に入れなかったときは、
どんなに悔しかっただろう。
あのときは、もうサッカーをやめると言い出さないかとヒヤヒヤしたものだ。

その辺の思いも、今回改めて確認したいと思った。

しかし、放送を見て分かったのだが、三浦選手は私の想像を遥かに超えて
サッカーが好きだった。

サッカーから人生を学んだとも言っていた。
そのようなサッカーを自ら捨てることは、多分考えられないことなのだろう。

それを証明するように、現在のJ2横浜FCを戦力外通告となっても
自分を必要とし、熱心にクラブ運営するチームならばカテゴリーを落としてでも
プレーを続けたいと言っていた。

キング・カズと言われた人物

普通ならば、カテゴリーを落とされたり、惨めな姿をさらしたくない等の理由で
最盛期でピッチを離れる。

彼にとっての誇りとは何なのだろうか。

ワールドカップフランス大会の代表落選に話しが及んだとき、彼はこう言った。

「あそこからがサッカー人生の始まりだったかもしれないね。」
「それまでは余興だったのかなって。」
「サッカーの神様が「お前はここからどうやってサッカー選手としてやっていくんだ」
って与えたもの。」

番組では報じていなかったけれど、悔しさは言葉では語れないほど
大きかったと思う。
しかし、サッカーへの愛情が、その悔しさを上回ったということだろう。

彼の今の目標は、90分全試合に出場することだと言っていた。

「どんな状況になっても全力を出し切る、出せる人。」
彼がプロフェッショナルとは、と聞かれた際、答えた言葉だ。
その言葉に、全てが象徴されているように感じた。

挑み続ける誇りと魂

まさに彼こそが「走り続けるサッカー界の魂」と思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月23日 (火)

どんなときでも、命は輝く

先日のNHKプロフェショナル仕事の流儀で、久しぶりに涙が出る思いをした。

その日の主人公は、秋山正子さん。
訪問看護師の方だ。

末期の方々の中で、病院ではなく自宅での療養を希望される方がいる。
その方々を支えるのが秋山さんの仕事。

自宅療養は、いろいろな困難が伴う。
中には単身で自宅療養をしている重篤な方がいることを知って驚いた。

24時間看ているわけではない。
だから訪問した際は、家の中をさりげなく見廻し気づいたことを
話題にしながら、生活実態や健康状態を確認しているという。

司会の茂木さんが「まるで探偵ですね。」と言って笑わせていたが
まさに、推理するさまは、そのとおりだと思った。

秋山さんが心掛けていることに、次のことがある。

「その人の"輝き"を取り戻す。」

だれでも、輝いていた時期がある。
それを引き出し思い出して話してもらうことにより、元気が戻る。
気持ちの持ち方で、人が変わるものだ。

そして、この言葉に一番感動した。

「今、生きている喜びを味わう。」

これにつき、秋山さんはこう語っていた。
『自宅にいるってことは、普通のことで当たり前なんですよね。
もともといた場所に帰るわけだから、そこで今日も生きている。
そいいう一時一時、一日一日を大切に生きることの延長線上に
最期があるということが大事かなと。』

非日常のことではなく、日常の生活を大事にする。
我々は、この日常の生活をおくれる喜びを、忘れてしまっているのではないか。
平和な日々の暮らしこそ、最大の幸せなのかもしれない。

秋山さんには、ひとつの確信があるという。

「目の前の"現実"と向き合うこと、そこに"喜び"を見出すこと」

目前に迫る死と向き合うことは、並大抵のことではないだろう。
しかし、それを冷静に受け止めることがスタートなのだ。
そうすれば、今まで気づかなかった小さなことが、実は喜びに
満ち溢れた世界であることに気づくことが出来る。

そして、それにより救われるのは本人だけではない。
残される家族にとっても、その日々は今後を生きる大きな力になるであろう。

「最後のプレゼント」

小さな出来事に"喜び"を見出す"喜び"
まさにこれだと思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月22日 (月)

やっぱりおいしい萩の月

先日仙台へ行ったとき、帰りに『仙台銘菓「萩の月」』を買って来た。

菓匠三全が販売しているカスタードクリームをカステラ生地で包んだ饅頭型の
お菓子だ。

中のカスタードクリームが何とも言えずまろやかでおいしい。
そのうえ、皮になっている黄色いカステラもふわふわだ。
つまり、全部おいしい。

萩の花が咲き乱れる宮城野にぽっかり浮かんだ名月をかたどったというが
まさにそのとおりだ。
このような名月ならば、いくつあってもいい。

「すいません。この商品はバラ売りはないのですか。」
「申し訳ございません。箱売りしか行っていません。」

新幹線の中で一口と思ったが、最低5個入っているので
一気に食べるには、少し多過ぎる。

妻も好物だったことを思い出し、6個入りを購入した。

箱入りは、高級感を出すためだろうか。
商品戦略の一環だとは思うが、購入形態が変わって来ている今
バラ売りにも対応すると、さらに売り上げが増える気がした。

帰宅してから、3個一遍に食べた。
ほっぺたが落っこちるとは、このことだ。

しかし、ビニール包装のうえに1個ずつ小箱に入っているのは
省エネの時代に如何なものか。
これも高級感の一環かもしれないが、早く食べたいときには
邪魔で仕方がない。

昨日JR大宮駅のエキュート近くのコンコースを歩いていたら、
似たような商品を売っていた。

全国で模倣品がたくさん発売されているとは聞いていたが、
こんな身近にもあった訳だ。

また一度、試食してみたいと思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月21日 (日)

「信念を貫く」 by松井秀喜

ヤンキースからエンゼルスへ移籍した松井秀喜選手の新著「信念を貫く」
が発売された。

前作の「不動心」は、いかにも松井選手らしい誠実さと不屈の精神が
記されていた。

今回は、ワールドシリーズ優勝とMVP獲得それに引き続く移籍と
目まぐるしく環境が変化する中で書かれた本である。

左手首骨折に続き右膝および左膝手術というつらい選択もせざるを得なかった。

このへんの心境がどうだったのか、とても興味があったので、
さっそく購入して読んだ。

一言でいえば、やはり松井選手らしい言葉が並んでいた。

「(MVPを獲得して)オレ、何かいいことした?と自分に聞いてみたい気もしました。
しかし同時に、勘違いするなよ、と自分に釘をさしておかなくてはなりません。」

「いつまでも幸福な思い出に浸っていても仕方ありません。
またゼロからのスタートです。」

「怪我をしたことが現実なのです。この現実を大前提として受け入れないと
スタートラインにも立てないと思いました。」

「でも怪我を通して改めて感じたことがあります。
それは、やっぱり野球が好きだということですね。」

「僕のプレーを励みにしてくれる人を思い出すことで、もうひと頑張りできます。
僕はファンの方々から大きな力を頂いています。」

「どんな状況であっても、決して自分のスタンスは崩さない。
自分の中の思考の軸がぶれてしまうと、収拾がつかなくなってしまいます。」

「ワールドシリーズ優勝、MVP獲得に関し)一夜明けても、特別な感情は
生まれてきませんでした。」
「実感は湧かなくとも、自分を支えてくれた人たちに対する感謝の気持ちは
真っ先に持ちました。」

松井選手の真の強さは、この感謝の気持ちにあるのかもしれない。
自分を信じるとともに、あくまでも冷静に物事を受け止め周りの思いに応えていく。

思考のキレの鈍さを多少感じるところもあるが、これが松井選手の大らかさ
を形作っているのであろう。

今回も、偉大な選手の片鱗を見た。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月20日 (土)

ケロロ軍曹のDVD

ある会社の研修で、受講者の方々に以下のように問いかけた。

「皆さん、ケロロ軍曹を知っていますか。」

(シーン)

実はこの会社で作っているDVDのパッケージにケロロ軍曹の
キャラクターたちが印刷されている製品があることを
事前の本社での打ち合わせ時に知ったのだ。

商談の待ち合わせコーナーに飾ってあった。

これを捉えて、自社製品にどのくらい関心を寄せているか
確認したかったのだ。

「皆さん、問題ですね、知らないとは。」

実は私も、ケロロ軍曹の名前は知っていたが、どのような存在かは
知らなかった。
そのため、ネットで事前に調べておいた。

ケロン星人で、地球侵略を企てるへっぽこ宇宙人たちだ。
ケロロ小隊は、以下のメンバーで構成されている。
ケロロ軍曹、タママ二等兵、ギロロ伍長、クルル曹長、ドロロ兵長
一時撤退した本隊から地球に取り残され、現在日向家に居候している。

「Iさん、ケロロ軍曹にご興味があるのですか。」
「私は好奇心旺盛ですから、アニメも大好きです。」

そんな会話をしながら、1日目が終わった。

2日目の研修が始まる前、一番前に座っていたHさんが声を掛けてくれた。

「ケロロ軍曹たちのDVDをお持ちしました。」
「え、プレゼントですか、ありがとうございます。」
5人で5枚組のDVDだ。

お伺いすると、この製品は非売品でイベント用に作成したとのこと。
道理で皆さん知らなかった訳だ。

しかし、それにも関らず、次の休憩時間にそのDVDを囲んで話しが
盛り上がったとき、詳しく解説して下さった方がいた。
上には上がいるものである。

貴重な品をお土産にもらった。
いろいろ言ってみるものだと思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月19日 (金)

ちょうちん揚げ in仙台

昨日仙台で不思議な食べ物に出会った。

仕事を終えてクリスロードという商店街を通って駅に向っていたとき
店頭で行列をなしているお店があるではないか。

見ればそこは蒲鉾屋さんだった。
仙台と言えば笹かまぼこで有名なところ。
でも今さらという感じである。

何だろうと思い店の中に入って店員さんに尋ねてみた。

「店頭で売っているものは何ですか。」
「ひょうたん揚げという商品です。」
「へー、ところで中身は何ですか。」
「丸いかまぼ2つの周りをアメリカンドッグの生地で包んで揚げて
あります。おいしいですよ。」

ものは試しと思い、時間にも多少余裕があったため、外に出て
待っている列に並んだ。

興味が沸いたため、前に並んでいた20台の青年に話し掛けてみた。

「ここのひょうたん揚げっておいしいでしょうかね。」
「評判らしいですよ。」
「どこでどのように評判になっているのですか。」
「自分は京都から来ました。雑誌で評判になっているんです。」

ならば試食する価値はあろうというものだ。

彼が1本だけ買ったのに釣られて、私も1本だけ買った。

新幹線の中で落ち着いた後、さっそく食べてみた。
ふっくらとした少し甘みのある柔らかいかまぼこと
アメリカンドッグの取り合わせが絶妙だった。
おいしかったが、やはり若者向きかもしれない。

同時に店で頂いて来たパンフレットを見てみた。

「チーズボール」や「スモークン」などかまぼこといろいろな
ものを組み合わせた、おもしろい商品が並んでいた。

「いろいろ工夫しているのだなあ。」

妙に感じ入ってしまった。

このお店の名前は、阿部蒲鉾店という。
創業70年の老舗だ。

今後も伝統あるかまぼこの味を世に広めて行って欲しいと思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月10日 (水)

羽田発高速バスのありがたさ

先ほど北海道から戻って来た。

飛行機が遅れたため、羽田空港に着いたのが22:30になってしまった。

外は雨。
重たいバッグ2つを抱えて電車を乗り継ぎ、最後に混んでいる埼京線に
乗るのかと思うと、それだけで疲れてしまった。

どうしようかと考えていた先に、「高速バス」の表示が見えた。

「これだ!」

と思わず叫んでしまった。

大宮行きがまだ出ているのであれば、さいたま新都心まで運んでくれる。

さっそく乗り場の方に伺った。

「大宮行きはありますか。」
「22:55に最終便が出ます。」

これはラッキー!

その上、嬉しいことを教えてくれた。

「この時間ですと道が空いているので、多分バスの方が電車より早いと思います。」

荷物を持ち運ぶことがなく、時間も短縮出来るとは夢のようだ。

さっそく1500円の切符を購入し列に並ぶことにした。
もっとも誰もいなかったので、私が先頭だったが。

ここでも係の方から温かい言葉を頂いた。

「荷物は我々が見ていますから、ここに置いて建物の中に入っていて下さい。」

これは有り難かった。
氷雨が降っており、北海道より寒いくらいだった。

しかし、係の方は薄手のジャンパー1枚で耐えていた。

「それより、そのような格好で寒くないですか。」
「お気づかい有難うございます。今、薄着で来たことを後悔しています。」

何とも素直に答えてくれた。

バスに乗って出発する際も、深々と頭を下げてお辞儀して見送る彼の
姿が見えた。

これはただ者ではない。

長い出張の最後に、素晴らしい方と出会えた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 9日 (火)

不思議な町小樽

今日午前中に札幌市内を散策した後、小樽へやって来た。

ホテルに早めにチェックインした後、さっそく市内観光に向った。
もちろんテクシーだ。

定番の運河沿いの石造り倉庫群をまず見に行った。
なるほど、明治時代の隆盛を思わせる質実剛健な造りだった。

その後、観光案内所で頂いた地図の「うしおコース」に沿い散策を楽しんだ。

一番見所が集中しているのが堺町本通りだ。

明治・大正時代の歴史的建造物が実に多い。
今はそれらがガラス細工やカフェ等の店として活用されている。

小樽は江戸時代は北前船の港として栄えた。
明治・大正・昭和の時代は、石狩地方の石炭の搬出港として隆盛を誇った。
「北のウォール街」と言われるほど、当時は日本の金融・経済を支える都市の
ひとつだったそうだ。

確かに、それら建物が放つ威容な雰囲気は一味違うものだった。

また、映画やドラマの舞台となることが多いせいか、中国や韓国からの
観光客が実に多い。
どこに行っても、中国語の会話が聞かれた。

ガラス細工とオルゴールの店が多い。
そしてなぜか人力車まで走っていた。
雪混じりの寒風の中、実にお疲れ様である。

途中で「かま栄」というかまぼこ工場の直営店に出会った。
夜食にと思い、パンロールとマヨサンドを買った。
パンロールは、すりみをパンで包み揚げてある品で、なかなかうまかった。
マヨサンドも不思議な味だった。
いずれもオリジナル商品とのことだった。

夕食は、和楽という回転すし店に入った。
回転すしとは言うものの、建物はレンガ造りの重厚なもの。
そしてネタが新鮮でとにかく大きい。
今日は1日よく歩いたので、リミッターを外して大いに食べた。

たっぷり充電したひとときだった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 7日 (日)

なるほど旭山動物園

現在、札幌にいる。

今週火曜日に小樽で仕事があるため、一足早く北海道に来たのだ。

昨日夜遅く札幌に到着し、久しぶりにゆっくりと睡眠をとった。
そして今日は、朝からバスで旭山動物園に行って来た。

「ペンギンの散歩」に間に合うかギリギリの時間だった。
しかし運よく、今日はペンギンの歩みが遅かったせいか、
楽々見ることが出来た。

かわいいペンギンたちの姿に、思わず微笑んでしまった。

そして、ほっきょくぐまが立ち上がった姿を初めて見た。
すごい迫力。
これは北極で襲われたら、ひとたまりもない。
もっとも、北極に行くことはないだろうが。

あざらしの華麗に泳ぐ姿に、改めて感動した。
スイミングを習っている身としては、神様みたいな存在に見えた。

しかし、何と言っても目を引き付けられたのは、おおかみだった。

日本のおおかみはすでに絶滅しているため、そこにいたのは
カナダからやって来たシンリンオオカミだった。

雪のちらつく中、小高い丘の上に座ってこちらを見下ろしている姿は
まさに森の王者の貫禄だった。

白とグレーの毛に覆われたその体は、よく見ないと見つからない。
しかし、目だけは油断なくこちらを威嚇するように光っていた。
野生の本能を忘れていないようだ。

行動展示で一躍名を馳せた旭山動物園。
今日は日曜日だったこともあり、たいへんな賑わいだった。
どこも人だらけ。

しかし、一箇所だけ空いている場所があった。
それは動物図書館。

ひととおり見終わった後、図書館で荷物を降ろしでデ゙ジカメの映像を
チェックし、回って来た箇所を再び味わった。

そして、再度おおかみに会いに行った。

動物たちの活き活きした姿に接し、パワーをもらった感じがした。
充実した一日だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 3日 (水)

小さなパン屋さん

今日、自由が丘に研修の講師養成を受けに行ったときの出来事。

いつも通る住宅街の一角に、前から気になる店があった。

それは、小さなパン屋さん。
いかにもアットホームな雰囲気が漂っている不思議な店だ。

まず看板がない。
あえて言うと、Bakeryという表示があるだけ。
中はカウンターだけという小さな小さなパン屋さんだ。

これまで閉まっていることが多かったが、今日は運よく開店していた。
このチャンスを逃す手はない。

中に入ると、焼きたてのパンが並んでいた。
みな小振りでお店のようにかわいいパンだった。
オーソドックスな品が揃っている。

「あんぱんとクリームぱんとチョココロネを下さい。」

一気に注文した。

カウンターの向こうにいたのは、少しはにかんだ様子の
この店の主人であろう白衣のコックさんだった。

「やっとありつきましたよ。」

そう言うと、無言の笑顔が返って来た。

店を出るや、待ち切れずにパンを次々に口の中に運んだ。
どれも甘さを押さえた秀逸の味だった。
材料が厳選されているのか、舌触りが実に滑らか。

「これはうまい。」

3個を瞬く間に平らげてしまった。

袋を見ると、Voltaire peoplesとあった。

エネルギー充填完了。
これでこれからの苛酷な養成講座を乗り切れるというものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 2日 (火)

探訪!原子力発電所

今日仕事で、福島県の原子力発電所へお伺いして来た。

1号機が昭和46年3月に営業運転を開始したという歴史のある
原子力発電所である。
現在6号機まで稼動している。

それゆえ、創業以来の累計発電量が日本一となっており、
世界でも有数の原子力発電所のひとつに数えられている。

ここで好奇心がムクムクと沸いてきた。
せっかく訪れるのだから、この際原子力のことをもっと知りたい。

ホームページを調べたらサービスホール(展示館)と
見学コースが設けられていた。
これはもう、見るしかない。

いろいろ経緯があったのだが、結論から言うと今回の講演会の
主催者である総務部の方々の計らいで、特別に見学コースを
組んで頂いた。
それも昼食のお弁当付きでだ。

サービスホールではベテランの男性ガイドの方が、発電所の概要
と原子力発電のしくみのポイントを要領よく教えてくれた。

その後、実物大の原子炉の模型を見学したりした。
実際に模型で見ると、原子炉や隔壁の厚さの厳重さが実感として
伝わって来た。

ここで衝撃の一言を聞いた。

「人体からも放射線が出ていることをご存知ですか。」
「え!人体からも放射線が出ているのですか。」
「はい。人体内のカリウムが放射線を発しています。」

ということで、さっそくそこに設置されていた測定装置に
自ら志願して座らせて頂いた。

数十秒後の測定の後、結果が出た。

「はい、Iさんの測定値は1秒あたり2175カウントでした。」

平均が1300カウントから2600カウントなので、まずは標準値内だった。

「そうか、鉄腕アトムで育ったので、もう少し欲しかったな。」

思わず冗談が口を突いて出てしまった。

その後車に乗せて頂き、東京ドームが77個入るという広大な敷地
のごく一部だったが、解説付きでご案内頂いた。
そこは、たぬきやいのししが棲息しているという自然にあふれた
環境だった。

すっかり堪能した後、午後からの講演会に望んだ。

「皆さん、私の体からは2175カウントの放射線が出ています。
並だそうです。がっかり。」

さっそく掴みに使わせて頂いた。

今日はいつにも増して充実した一日だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 1日 (月)

確定申告終了

21年の確定申告を今日終えた。

例年は最終日に持ち込んでいたため、少し早目に終えたことになる。

毎年、近所の税理士さんに申告をお願いしようかと思いつつも、
やはり今年も自分で書類作成することになってしまった。

仲間の講師で税理士に書類作成を依頼している方もいるが、
話しを聞くと日常の伝票入力は自分で行うべしという指導を受け、
自ら行っているという。

日々の伝票入力が一番たいへんな訳でこれを省力化できないので
あれば、私としては依頼する気になれない。

税法の解釈で迷うこともあるが、そのときは本屋で立ち読みか
または仲間の税理士に質問すれば大抵解決する。

グレーの部分もあるが、税務署も全国民のパーフェクトな申告など
期待していないであろう。
大きく違っていなければOKと自分なりに割り切っている。

しかし、今日は月曜日だというのに会場は一杯だった。
さいたまスーパーアリーナの1階会場が人で埋め尽くされていたのだ。

もっともその部分は、相談コーナーと作成コーナーだったので
奥まで見通した訳ではないが。

その代わり、提出コーナーは1人待っているだけだった。

空いていてよかったが、いやな予感が走った。
前の方がじっくり書類審査を受け、不備が発覚して相談コーナーへ
案内されてしまったのだ。

書類間の数字を合わせチェックをして来たつもりだったが、
急いで作成したためどこかに抜けがあるかもしれない。

「次の方どうぞ。」

時間をかけてじっくりチェックしている。
混んでいる時は、受付印を押して終了だったのと大違いだ。

「はい、お疲れ様でした。」

無事パスしたようだった。

例年繰り返される光景だが、まあ国民の義務としてやむを得ない
というところか。

郵送やネットでの申告も可能だが、この場で白黒がはっきりする方
が私は好きだ。

これで次の仕事に全力投球する準備が整った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »