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2010年8月14日 (土)

新たな世界へ新曲と共に

今日から、歌のレッスンで新たな世界へのチャレンジが始まった。

発表後初めてのレッスンだった前回、今後の方向性につき、先生と話し合った。

これまで通り、美しくきれいに歌うことを目指すか、それとも自らの心を自由に
歌い上げる形を目指すか。

後者の場合は、場合によっては音程をも外すことを厭わない勇気と覚悟が
試されるとのこと。

先生もプロとしてその道を選択し、うまく表現することが出来ない時期があり、
多いに悩んだことがあったと話してくれた。

その話しを聞いているとき、ある歌声が耳に蘇って来た。

発表会で歌った曲のイメージ作りをしていた頃、先生に聞かせて頂いた、
先生の歌の師匠であるU氏の歌声だった。

まるで詩を吟じているような歌い方だった。

あるときは音程を外し、ある時はテンポをわざとずらす。
始めはひやっとしたが、聴いているうちに引き込まれた。

歌舞伎に守破離という言葉があるが、まさにそれを地で行っていた。
「これはすごい」と、思わず心の中で叫んでしまった。

「Mさん、後者でお願いします。」
「つらいかもしれませんよ。」
「大丈夫、ぜひ新しい世界に私をいざなって下さい。」
「高い志ですね。分かりました。私も楽しみです。」

そのとおり。
目標の高さは問題ではない。
高い志を持ち、未知の世界に挑んでいくことが重要なのだ。
結果を恐れない。
むしろ、目標に至るプロセスを楽しむ。
まさに私の求めている生き方だ。

先生も、私の考え方に共鳴してくれたのだろう。

ますますおもしろいことになって来た。

今日から始まった新しい曲。
まずは、この曲をジャンピングボードにしたい。

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