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2010年8月15日 (日)

水から学ぶ哲学

今日も、スイミングの個人レッスンで、インストラクターのYさんから
丁寧な指導を受けた。

「太ももの付け根から膝までを足と考え、それから先は足ひれと思い
力を抜いて下さい。」
「足の親指をお互いに付けるように意識しながら、内股で下肢をしならせるように
内側にキックして下さい。」

今まで、がに股人生を歩んで来た私にとっては、内股は難しい注文だ。

しかし、事あるごとに『力を抜く』ことを指導される。
なぜこうも、陸上と勝手が違うのだろうか。

「力を抜く方がいいとは、思えば不思議ですね。」
「水の抵抗をなくすには、その方がいいのです。水に合わせるようにして下さい。」

なるほど。
置かれている環境が違うのだ。
抵抗の大きい水の中では、逆らうのではなく合わせることが大事ということか。

全ては、その一点に帰着する。

相手に合わせながら、前に進むため最も効果的かつ効率的な方法を
考え実行するのだ。

それが、力を抜いて、行き着く所は体全体をしならせるということか。
頭では理解出来るが、体で理解するには時間がかかる。

でも最近、少しずつそのコツが掴めて来た感じがする。

自分勝手な解釈はやめ、柔軟な姿勢で臨みたい。

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