MBTIの威力
MBTIの公認ユーザーになって5年が経過するが、改めてMBTIの持つ威力を
まざまざと見せつけられた。
先日、ある組織の研修をオブザーブさせてもらったのだが、そのスケジュールの
一部にMBTIが組み込まれていたのだ。
対象は新任の課長層だったが、異口同音にその指し示す内容に驚いていた。
ちなみに、MBTIとは、マイヤーズブリックスタイプインジケータといい、
世界で最も普及している性格パターン検査である。
ユング心理学をベースとし、それにさらに「判断の仕方」の指標を加え、より使える
内容としている。
この検査を用い、自分のベストフィットタイプを探っていくのだが、この自分を説き
明かしていく経過、別の表現をすれば、他者との違い、他者の行動理解に気づいて
いく経過に、たいへんな驚きと興味を抱いた様子だった。
私も過去に3回検査したが、その度に微妙に数値が変化し、その間に起こった自分の
内面の変化に思いを寄せ、さらに内省を深めた経験がある。
オブザーブしたのは、将来、この研修を担当することになるからだ。
しかし、講師としてMBTIを取扱うとなると、最新の注意が必要との認識も改めて
持った。
MBTIはタイプ論であり、決して特性論ではないからだ。
誤った使い方をすると、両刃の剣となり間違った方向へ誘導してしまうことになる。
しっかり勉強し直して、皆さんの自己再発見のお役に立ちたい。
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