北与野駅前のからくり時計
毎日お世話になる埼京線北与野駅西口のロータリーにからくり時計がある。
午前10時から午後8時までの毎00分に、からくりが動き出すしかけになっている。
奏でる音楽は、「80日間世界一周」。
男の子と女の子のペアが自動車に乗って世界中を旅するというモチーフだ。
よく見かけるということは、ちょうど00分に駅周辺にいることが多いということか。
そのため、時計に見入る方々の、ほのぼのとした姿を目にすることが多い。
午前中は、近くの私設保育園の園児たちが、保母さんに連れられてよく見に来ている。
人形を指で差しながら、はしゃいでいる姿がかわいい。
午後どきは、所在のないご老人が、近くにあるベンチに座ってぼーと見ている。
その先に、一体何を見ているのだろうか。
待ち合わせで立っていた若い女性の方が、演奏を始めた時計にびっくりして
振り向き、写メしていたこともあった。
そう、からくり時計なので、通常は単なる平たい四角形のモニュメントにしか
見えないのだ。
時間になると、壁の一部が開き、夢の世界が繰り広げられる。
ここ一週間ばかり、故障したのか壁が開かないことがあった。
これは旧与野市が建てたものなので、現在はさいたま市が管理していると
思うのだが、結構維持費がかかっているのではないかと思う。
何しろ、機械的に動く大きな部品が多いため、注油が欠かせないのではないか。
メンテナンスしているところを見たことがないので、からくりが動かない午後8時から
午前10時までの間に点検を行っているのかもしれない。
いつもは、通り過ぎるだけなのだが、壁が開かずからくりが見えないと
さびしい気になるから不思議だ。
今日、復帰していることに気づいた。
いつまでも、元気な姿で世界一周の旅を楽しんで欲しい。
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