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2010年9月 8日 (水)

「たとえ、残酷な人よ(セッベンクルデーレ)」

先週土曜日の歌のレッスンから、新たなイタリア歌曲への挑戦が始まった。

タイトルが、「たとえ、残酷な人よ(セッベンクルデーレ)」という。

7/25(日)の発表会後、私のリクエストで「千の風になって」を習っていたが、
並行してイタリア歌曲も練習して行こうということになった。

この歌、実はその発表会のとき、仲良しになった女子高生が歌っていた歌なのだ。

出だしの旋律が憂いに満ちており、何とも味わい曲想となっている。

しかし、それ故の難しさもある。

半音の変調だらけなのだ。
上がったりさがったりして、忙しいことこの上ない。

先生からは「大丈夫」と言われているが、技術的にちょっと不安な面もある。
最後は、自分の音感に頼るしかなさそうだ。

そう言えば、いつもレッスンのときに、先生がピアノで弾く音を音感で捉え、
発声するトレーニングをしている。

逆に、音符を読んだ試しがない。
全部、聴いて感じたままを発声している。

そうか、このためのトレーニングだったのだ。

であるならば、さらに心掛けなければならない事がある。

それは、曲をハートで感じること。
歌うのではなく、吟じる。

うーん、遂にその時が来たか。

難しいけど、楽しみでもある。
自分の心と向き合ってみたい。

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