「自分をリセットしたい時に読む本」
先日、空き時間に書店で所在なく本の背表紙を眺めながら歩いている時、
一冊の文庫が目に止まった。
「自分をリセットしたい時に読む本」
これが、その本の題名だ。
著者は、元吉本興行にいた木村政雄氏。
かつてのMANZAIブームを引き起こした立役者だ。
書いてある内容は、至って共感できるものばかりだった。
特に気に入ったフレーズがあった。
なんと、木村氏のお嬢様が仰った言葉とのことだった。
「お父さん、笑うときになんて笑う? ハッハッて笑うよね。
だから、笑うときは、はっぱ64.
泣くときはシクシク泣くから、しく36。
64と36を合わせたら、ちょうど100になるでしょ。
人間も100歳まで生きるよね。
そう考えたら、人間、悲しいことより、楽しいことのほうが多いんだよ。」
何歳になるお嬢様か分からないけれど、いい事を言うではないか。
この本には、それ以外にも、気持ちをリセットする考え方や名言がたくさん
紹介されていた。
独立稼業を営む私にとっても、リセットはとても重要な要素だ。
日々数々の変化にさらされる中で、過去を引きずっていては仕事にならないからだ。
私もいろいろなリセット法を駆使しているが、何と言っても最高のリセット法がジムだ。
ジムは、今や私にとって、欠かせないリセットの場所となっている。
昨日も出張先の三重県から帰京すると同時にジムへ行った。
「I様、今日もご出張のお帰りですか。」
「そう、クタクタだけど来たよ。」
「ありがとうございます。」
「「疲れ」は「疲れ」を持って制すだ。」
確かにそうなのだ。
トレーニングが終わると、心身が蘇る感じがするから不思議だ。
ストレス社会に生きる我々にとって、リセットは必要不可欠なことかもしれない。
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