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2010年10月 2日 (土)

熊野古道を遂に探査!

やっと3年来の願いが叶って、今日、熊野古道を歩いて来た。

歩いたのは、尾鷲にある馬越(まごせ)峠だ。
パッフレットによると、距離4.1kmとあった。

昨日、津で仕事を終えてから松坂までは快速みえ、その後はまたもや各駅停車で
一路尾鷲まで。
なんと4時間半も掛かった。
やっぱり遠い!

ホテルにチェックインしたのが10時、そして12時に就寝。
今朝は5時に起きて身支度し、6時にバス停へ。
この日のために、トレッキング用のウェア、パンツ、シューズを持参したのだ。

今朝の天気予報によると、午前中の降水確率が20%、午後になるにつれ崩れると
あった。

でも出発するときには、まだ雨が降っていなかった。
念のため、折り畳み傘を持参することにしたが、果たして傘が差せる行程かは
この時点では分からなかった。

鷲毛(わしげ)のバス停で下車し、さっそく馬越峠の登山道に入った。
時刻は、6時20分。
夜はすでに明けていたが、曇りのためまだ薄暗かった。

いきなり石畳道が現れた。

道の両側は、尾鷲ヒノキの林だ。
それらの地面は、シダで覆われている。
もの音ひとつしない、静寂の世界。

自分の足音だけが聞こえる。

昨夜雨が降ったため、石畳がまだ一部濡れていた。
石畳と言っても、ゴツゴツした自然石を不規則に並べただけだ。
だから、とてもすべりやすい。

昨日研修後、先方の事務局の方が仰った言葉が蘇って来た。

「Iさん、怪我しないで下さいね。長丁場の研修が始まったばかりです。Iさんは、
お一人しかいませんから。」

踏み出す足に、思わず力が入ってしまった。

1時間後の7時20分に、天狗倉山(てんぐらやま)登山口に到着。
天狗倉山に登る予定は立てていなかったので、どうしようか迷った。

「迷ったら進む」がモットーなので、登ることにした。
でも、これが正解だった。

最後にハシゴで登った山頂の岩からの眺めは、最高だった。
熊野灘、尾鷲市が一望に見渡せたのだ。
そして、その瞬間だけ、太陽が姿を見せてくれた。
今週は結構がんばったので、神様がご褒美をくれたのかもしれない。

その後、桜地蔵尊、馬越峠不動滝、馬越不動尊と拝みながら歩を進め、最後は
尾鷲神社で締め括りとした。
今回の熊野古道探査は、9時に終了した。

その後は、ホテルに戻って預けてあった荷物を受け取り着替え。
列車の時刻が尾鷲駅13:33発だったので、余裕時間を活用し、県立熊野古道センター
まで足を延ばした。
隣接した「夢古道おわせ」で地元食材のランチバイキングを頂き、その後海洋深層水の
お風呂で疲れた体を癒した。

実に充実した一日だった。
そして、熊野古道センターで、また好奇心をそそられるものと出会った。
紀州北山村の「いかだ下り」である。

いつか機会を作り、この「いかだ下り」を体験したい。

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