« 電子書籍 初体験! | トップページ | 八坂神社参拝 »

2010年10月24日 (日)

比叡山と三千院

今日、出張の前泊を活用して、世界文化遺産である比叡山延暦寺と
京都大原三千院へ出向いて来た。

両方とも京都の北西部の外れにあるため、今までなかなか行くことが出来なかった。

今回、京都観光バスのルートを調べていたら、運よく該当するコースが季節限定で
組まれていたので、これに参加したのだ。

比叡山は、最澄が天台宗を開いたことで有名だ。
しかし、教科書の中でしか知らない存在だった。
だが、その場に立つと、やはり迫力が伝わって来る。

圧巻だったのは、国宝になっている根本中堂の「不滅の法灯」だった。
なんと、開山以来1200年消えたことがないとのこと。

お坊さんの説明によると、担当とか時間を決めて灯りの管理をしている
訳ではなく、気づいた者が処置を講じているそうだ。
これは、係りを決めたとたんに「油断」が生じるからとのことであった。

全員が常に自主的・自律的行動を取る態勢にいるということか。
それも、1200年間!
これは、凄いことだ。

三千院も、最澄がその地に草庵を結んだことに始まるとのこと。

こちらは、のどかな山里にひっそりたたずむ味わい深いお寺だった。
特に苔むしたお庭が素晴らしかった。

その縁側で、庭を眺めながら欧米人のご夫婦が抹茶を飲んでいた。
お二人の姿を見て、逆に改めてここが日本であることを深く自覚した。

三千院も比叡山同様、複数のお寺で構成されている。
もっとも外れにあるのが、寂光院だ。
平清盛の娘建礼門院が余生を送った寺として有名だ。

バスガイドさんから、寂光院は遠いから時間内に歩いて行くのは厳しいと聞いた。
しかし、そう言われたら、ますます行きたくなるから不思議だ。

日頃から鍛えた足腰に物を言わせ、時間内に楽々行って戻ってた。
もっとも、拝観時間は5分程度だったが。

府内とは、また一味違う京都を堪能した1日だった。

|

« 電子書籍 初体験! | トップページ | 八坂神社参拝 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 比叡山と三千院:

« 電子書籍 初体験! | トップページ | 八坂神社参拝 »