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2010年10月31日 (日)

海猿から学ぶこと

昨日、レイトショーで「THE LAST MESSAGE 海猿」を観て来た。

台風の中だったが、MOVIXのポイントが10月末で失効してしまうため、
強行突破して劇場へ向かった。

海猿は、これまでの2作品も全て観ている。

今回は、これまでよりもより迫力のあるシーンの連続だった。
何せ舞台が、海上に浮かぶ巨大天然ガスプラント。
まさに逃げ場がない。

伊東英明が演じる海上保安庁の先崎の勇気ある行動が圧巻だった。
しかし勇気と言っても、無鉄砲とは違う。

「怖がりの方が、潜水士には向いているんだ。」

成り行き上、現場で急遽バディを組んだ、恐怖に足のすくむ新米潜水士の服部
(三浦翔平)に掛けた言葉。
それが、真の勇気のあり方を物語っている。

バディに対する、揺るぎない信頼と愛のあり方も学ぶべきポイントだった。

先崎の自分に対する接し方に触発され、次第に潜水士としての自分に
目覚めていく服部。
最後に彼が、足を骨折し海中に沈んでいくプラントに残された先崎を
救いに行くため意を決してタンクを背負うシーンは感動ものだった。
服部が、逃げて来た自分から脱皮した瞬間だった。

迫り来る困難と恐怖に立ち向かうことは、並大抵ではない。

映画の中の出来事ではあるが、ここから何を学ぼうとするかが大事だ。

極限の中でも、冷静に自分を見つめ行動して行きたい。
まさに、これがサラマンダーの生き方だ。

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