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2010年10月28日 (木)

命の洗濯 箱根ラリック美術館

昨日から箱根に仕事で来ている。

この機会に、以前から訪れたかった美術館へぜひ足を運びたく
一昨日の夕方、京都から小田原まで移動し、午前中の時間を確保した。
仕事は午後からだったので、好都合だったのだ。

その美術館とは、「箱根ラリック美術館」。
朝一番の9時に入館した。

美しい木立と芝生に囲まれ、3つの建物がゆったりと配置されていた。
この雰囲気だけでも、癒される感じがする。

ルネ・ラリックの作品は、一番奥の美術館棟に展示されていた。

ルネ・ラリックとは、フランスを代表する宝飾とガラス工芸の芸術家だ。
1860年から1945年の生涯を通し、神秘の美を追求した。

彼の作風で特徴なのは、やはりジャポニズムの影響を受け、
華やかな中にも、やさしさや温かさを感じさせるところだ。

今回の展示品の中で、特に私の気を引いた作品が何点かあった。

ブローチの「風の精」
ショーウィンドーの装飾柵の「蝶の女」
髪飾りの「二頭のトンボ」
ネックレスの「ツバメ」

工芸品だから、どれも実用に供された品々だ。
これがいい。
短なる鑑賞用ではなく、機能美も兼ね備えている。

自分用のお土産に、これらの絵葉書が売られていたので買い求めた。
それと歌でお世話になっているMさんにプレゼントしたく、
「風の精」のクリアファイルも購入した。
羽を広げる乙女の姿が、Mさんのイメージと重なったからだ。

ひとときの命の洗濯をした。

リフレッシュして午後の仕事の臨むことが出来た。

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