朝ひとときの語らい
昨日、八王子で仕事があった。
JR中央線がトラブルで遅れ気味であったため、立川で下車しタクシーで
会場へ向かった。
少し距離があったが、確実に会場に到着するにはやむを得ない措置だった。
「お客様、行き先の住所か地図をお持ちでしょうか。」
「住所は分かりませんが、略地図ならば持っています。」
これが、運転手さんとの話しのきっかけになった。
30分位の道中だったが、いろいろ話しが展開した。
運転手さんは、今年で61歳とのこと。
年金をもらっているため、運転手は小遣い稼ぎに行っている。
若い奥様がおり、親方日の丸の組織に勤め、自分より稼ぎがいい。
経理の仕事をしているため、お金の管理に関しては頭が上がらない。
趣味で自転車(ロードレーサー)を行っており、1日150km走ることもある。
昔、肺がんに罹り、左の肺が切除してない。
だから、坂道を自転車で登るのはきつい。
しかし、若い仲間から「61歳の走りとは思えない」と賛辞を贈られている。
ポイントを記すと、上記のとおりだ。
そして、私が埼玉に住んでいると話すと、貴重な情報を教えてくれた。
「自転車で一度、さきたま古墳群に行ったことがあります。」
「ヘー、古墳があるのですか。場所はどこですか。」
「行田です。」
「知りませんでした。」
「「さいたま」の呼び名は、「さきたま」から来たと聞いていますよ。」
「さいたまの原点ですか。」
「そう考えることも出来ますね。」
これは、埼玉の住民としては、一度見に行く価値がありそうだ。
後でネットで調べてみると、確かに大きな遺跡だった。
埼玉県が管理している博物館もあるとのことだった。
「貴重な情報を頂き、ありがとうございました。」
客である私が、まずお礼を述べて車を降りた。
時間を作って、近日中に出掛けることにしたい。
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