入間基地は広かった。
昨日、航空自衛隊入間基地で航空祭が催された。
今年は、ブルーインパルス結成50周年に当たる。
そのため、特に集客に力が入っているように感じた。
私が開催を知ったのも、電車の目立つ吊り広告でだった。
初めての訪問であったが、これは絶対に混むと思った。
そのため、9時開始と共に入場しようと朝早く家を出た。
しかし、最寄駅である西武池袋線稲荷山公園駅で下車した時、その考えの
甘さを思い知った。
すでに駅のホームは人の洪水。
改札を出て、さらに門までも人の洪水。
人だらけであった。
「これだけの方を、収容出来るのですか。」
思わず、近くにいた警備とガイドをしていた若い隊員に尋ねた。
「大丈夫です。」
「それだけ会場の敷地が広いということですか。」
「そのとおりです。」
後に、この質問が愚問であったことを知った。
滑走路脇の広大なスペースに、戦闘機や支援機が点々と展示されている。
それらを、夢中になってカメラに収めながら歩き回った。
時々、デモンストレーションの飛行機が地上スレスレに飛来し、また飛び去っていく。
「すごい迫力だな。」
思わず声が出てしまった。
「しかし、疲れたな。」
気づいたら、広い会場を端から端まで歩き通していた。
地上支援の各種トラック部隊や野外炊事車もあった。
ヘルメットや作業用手袋の小物も、自由に触らせてもらった。
空挺部隊の落下傘も担がせてもらえた。
22kgもあり、実に重たかった。
一部ではあったが、肌身で航空自衛隊を感じることが出来た。
しかし、次の用件があったため、残念ながらブルーインパルスの編隊飛行見学は
来年回しとした。
航空祭は、愛知県の小牧航空自衛隊訪問以来、十数年ぶりであった。
昨今の日本を取り巻く国際情勢には、厳しいものがある。
これら自衛隊が出動する場面も出て来るのであろうか。
祭とは裏腹に、複雑な心境で基地を後にした。
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